【自治体研究】山形県庁
※本ページは、自治体の最上位計画等に基づいて作成しています。間違いのないように細心の注意を払っていますが、最終的な情報の正確性については、ご自身でのご確認をお願い致します。
▶ 面接対策用 ◀
山形県の自治体研究<完全版>
山形県の最重要計画『第4次山形県総合発展計画』から、県の将来像や重点戦略を徹底調査!
Ⅰ. 計画の将来像
本資料は、第4次山形県総合発展計画に基づく後期実施計画として位置づけられている。
計画全体が目指す基本目標(長期構想の将来像)は、「人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形」の実現であるとされている。
【計画期間】 令和7年度から令和11年度までの5年間
【基本的な行動指針】
将来像の実現に向けては、施策展開に通底する行動指針・姿勢として「共生」「共創」×「挑戦」が明確化され、重視されている。
これは、自然との望ましい関わり合いや多様な人との支え合い(共生)、多様な主体が力を合わせる新たな価値の創造(共創)、そして時代の変化を好機と捉えた課題解決への積極的な取り組み(挑戦)が必要であるとの認識に基づくものである。
Ⅱ. 将来像を実現するための重点戦略
長期構想の基本目標を実現するため、従来の政策の枠を超えて、総合的かつ戦略的な対応が必要となる以下の7つの重点テーマが設定されている。
- 1. 若者・女性をはじめ多様な人々を惹きつける地域づくりを推進する。
- 2. 産業人材の育成及び多様な人材の就労の促進を図る。
- 3. 地域社会・産業経済の国際化の推進を目指す。
- 4. デジタルの徹底活用による暮らしの利便性・産業活力の向上を推進する。
- 5. 優れた環境資産を活用した環境と経済の好循環の創出を図る。
- 6. 超高齢社会に対応した安全・安心の構築を目指す。
- 7. 大規模災害等に対応した地域防災力の向上を強化する。
▶ もっと詳しく ◀ 関心のあるテーマは、深掘りに備えて徹底対策! (9つのテーマ別取り組み)
①【安全・安心】
🛡️■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
大規模災害への備えと新たなリスクへの対応が必要とされている。
- 災害の頻発・激甚化を踏まえ、県民の安全・安心を確保するための取組みを一層強化する必要がある。
- 大規模災害の発生に備え、危機管理機能の充実強化が求められている。
- 超高齢社会の到来やデジタル技術の進展に伴い、高齢者が被害者となる特殊詐欺や若年層が被害者となるSNS型投資詐欺、サイバー空間の脅威など、新たなリスクへの対応強化が必要である。
- 高齢者が当事者となる交通事故が増加している現状があり、防止対策を強化する必要がある。
■ 目指す姿・主な取り組み
大規模災害等に強い強靭な地域づくりと、多様なリスクに対応する社会の構築を目指す。
- 大規模災害等への対応力向上を重点テーマの一つとし、地域防災力を強化、復旧・復興に向けた備えを充実する。
- 災害時の避難行動要支援者に対する避難支援体制を構築する。
- 災害対応時のデジタル技術の活用を促進し、迅速な情報収集・発信体制を整備する。
- 緊急輸送道路の耐震化や治水対策、土砂災害防止対策など、災害を見据えた社会資本整備を推進する。
- 特殊詐欺やSNS型投資詐欺、サイバー事案による被害の未然防止・拡大防止に向けた対策を強化する。
- 高齢者向けの交通事故防止対策や、地域での見守りネットワーク構築等への対策を強化する。
- 新興感染症への対応力強化のため、医療機関等職員の対処能力の向上や、関係機関との連携体制を構築する。
②【子育て・教育】
🎓■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
少子化の進行と若者の県外流出が最重要課題である。
- 婚姻数や出生数の減少が続いており、若者の出会いの機会の減少、経済的な不安定さ、仕事と子育ての両立の困難さなどが要因。
- 進学・就職期における若年層を中心とした県外流出が構造的な課題。地域社会や産業の担い手確保のため、若者の定着・回帰を強力に推し進める必要がある。
- 学校教育では、デジタル化やグローバル化に対応し、知識や基礎学力に加え、主体的に学び行動する力や課題発見・解決能力を含めた「確かな学力」の向上が求められている。
■ 目指す姿・主な取り組み
結婚から子育てまでの切れ目のない総合的な支援と、次代を担う人材の育成・確保を推進する。
- 出会い・結婚支援の充実、結婚・新生活への経済的支援を強化する。
- 産後ケア事業の充実や周産期・小児医療体制の確保など、妊娠・出産・子育て支援の強化を図る。
- 病児・病後児保育や放課後児童クラブなどの多様な保育サービスの充実を図る。
- ひとり親家庭や医療的ケア児など、支援を要する子どもの養育環境を整備する。
- 若者の定着・回帰に向け、幼少期からの郷土愛醸成、若者の志向に応じた就業の場の創出・拡大を図る。
- 少人数授業やICT活用、AIによるデータ分析等で、確かな学力と生き抜く力を育成する。
- いじめや不登校児童生徒への支援体制を強化する。
③【健康・福祉】
❤️■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
高齢化の進展に伴い、健康寿命延伸と医療・福祉・介護体制の充実が喫緊の課題。
- 県民の健康寿命のさらなる延伸、生活習慣の改善、運動習慣の定着が必要。
- 人口減少や高齢化による地域コミュニティの希薄化に対し、住民同士の支え合いによる地域づくりが必要。
■ 目指す姿・主な取り組み
保健・医療・福祉の連携による「健康長寿日本一」の実現を目指す。
- 食生活改善、運動習慣、禁煙など県民一人ひとりの主体的な健康づくりを促進する。
- データやデジタル技術を活用した、ライフステージに応じた疾病予防と健康づくりを推進する。
- 健康ポイント事業やボランティア活動マッチング等で高齢者の社会参画を促進する。
- 救命救急センターやドクターヘリなど救急医療体制を充実し、地域医療連携や医療従事者の確保・育成を進める。
- 地域包括ケアシステムの推進、重層的支援体制整備への支援、孤独・孤立対策を強化する。
- 「通いの場」等の居場所づくりや、「農福連携」等の障がい者の就業機会拡大を推進する。
④【産業・雇用】
📈■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
人手不足、生産年齢人口減少、産業競争力強化が課題。
- 農林水産業では担い手の高齢化・減少が進行している。
- 中小企業は人手不足や物価高騰など厳しい環境にある。
- 産業活力維持には人材育成(リスキリング等)や、若者・女性の志向に応じた就業の場の拡大、働き方の多様化が必要。
■ 目指す姿・主な取り組み
高い付加価値を創出する産業経済の振興と、競争力のある力強い農林水産業の振興を目指す。
- IoT等の先端技術活用や「3GeV高輝度放射光施設(ナノテラス)」の活用を促進し、イノベーションを創出する。
- DX・GX等のリスキリングプログラム提供により産業人材を育成する。
- 女性、高齢者、障がい者、外国人材など多様な人材の就労機会を拡大し、賃上げ支援を強化する。
- 新規就農者確保やスマート農業普及、県産農畜産物のブランド化・輸出拡大を推進する。
- 若者・女性の志向に応じたサービス産業等の企業誘致や、円滑な事業承継を支援する。
⑤【社会基盤】
🏗️■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
広域交通網の強化、インフラ老朽化対策、地域生活圏の維持が課題。
- 空港・港湾・新幹線・高規格道路などの広域交通ネットワーク強化が重要。
- 人口減少下での地域公共交通の持続性確保や、老朽化するインフラの効率的な維持管理が求められている。
- 都市部の拠点機能低下や周辺地域の生活機能維持が懸念されている。
■ 目指す姿・主な取り組み
未来に向けた発展基盤となる県土の整備・活用と、活力ある圏域の形成を目指す。
- 自動運転、ドローン物流、遠隔医療などデジタル技術の早期実装と、5Gの普及を強化する。
- 奥羽・羽越新幹線の整備実現、高速道路のミッシングリンク解消、庄内空港・酒田港の機能強化を推進する。
- ライドシェアやMaaSを活用した二次交通の充実を図る。
- インフラの維持管理・更新を戦略的・計画的に進める。
- 集約型都市構造の形成、空き家活用、市町村間連携による生活サービス最適化を促進する。
⑥【環境】
🌿■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
脱炭素社会の構築や環境負荷低減が重要。
- GX(グリーン・トランスフォーメーション)や循環型社会(サーキュラーエコノミー)への取組みを、新たな産業や経済の好循環に結びつけることが求められている。
- 気候変動適応策への情報提供、自然環境・生物多様性の保全・継承が課題。
■ 目指す姿・主な取り組み
優れた環境資産を活用した環境と経済の好循環の創出と、持続可能な地域づくりを目指す。
- 洋上風力や水素関連などGX関連産業への参入・誘致、木質系新素材の活用支援を推進する。
- FCVやエネファームなど身近な水素利活用を推進する。
- 循環型社会形成に向け、再資源化技術の開発やマッチングを支援する。
- 有機農業等による環境負荷低減、やまがた緑環境税を活用した森づくり、ブルーカーボン生態系の創出を促進する。
- エコツーリズム等の展開や、気候変動適応策(高温耐性品種、少雪対策等)を推進する。
⑦【DX・行財政】
💻■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
デジタル活用による利便性・生産性向上と、行政事務の効率化が求められている。
- デジタル活用による課題解決モデルの横展開、高度デジタル人材の確保・育成が必要。
- 県・市町村のDX推進、デジタルデバイド対策、インフラ老朽化への効率的な対応が必要。
■ 目指す姿・主な取り組み
デジタルの徹底活用による暮らしの利便性・産業活力の向上を目指す。
- 産学官金連携によりデジタル技術を活用した新規事業創出と横展開を推進する。
- オープンデータ化や行政手続のデジタル化を推進する。
- 企業DXを担う人材、女性デジタル人材、高度デジタル人材の育成・マッチングを強化する。
- 携帯不感区域解消や5G普及、インフラ維持管理へのデジタル技術活用(ドローン等)を進める。
- 行財政の効率化と、公共施設の長寿命化・集約化・転用を推進する。
⑧【観光・文化】
🏯■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
観光の高付加価値化と多様な交流の促進が必要。
- 地域資源を活用した質の高いコンテンツ造成や効果的なプロモーション、他産業との連携が重要。
- インバウンド誘客に向けた「アクセシブルツーリズム」の推進が必要。
- 文化財の保存・活用や伝統芸能の担い手確保が課題。
■ 目指す姿・主な取り組み
国内外からの観光・交流の拡大による地域経済の活性化と、文化資産の活用・継承を目指す。
- 出羽三山の精神文化、食、蔵王などの地域資源を活かした高付加価値コンテンツを造成する。
- ナイトタイムエコノミーや早朝観光の促進、国際観光プロモーション(重点地域への働きかけ)を強化する。
- 国際チャーター便受入体制整備や、バリアフリー化等のアクセシブルツーリズムを推進する。
- 山形県総合文化芸術館等を活用した文化芸術事業やスポーツ交流を促進する。
- 「未来に伝える山形の宝」制度などを活用し、文化資産の保存・活用を支援する。
⑨【共生・多様性】
🤝■ 現状の課題(なぜ取り組むのか)
多様な主体の力を結集し、包摂性の高い社会構築が求められている。
- 地域コミュニティの担い手確保、女性・高齢者・障がい者・外国人材の活躍環境整備が必要。
- アンコンシャス・バイアスの解消や多文化共生の地域づくりが課題。
- 多様な主体との連携による社会的課題解決が必要。
■ 目指す姿・主な取り組み
県民誰もが個性や能力を発揮し活躍できる環境整備と、多様な力の結集による地域コミュニティの維持・活性化を目指す。
- 地域運営組織の促進や地域外人材とのマッチング、コミュニティ連携を支援する。
- 外国人向け住環境整備や相談窓口連携、多文化共生コーディネーター育成を推進する。
- 女性のキャリア支援や男性の育児参画促進、多様な働き方(やまがたスマイル企業)を推進する。
- 高齢者の活躍の場拡大や、障がい者の就業機会拡大(農福連携等)を図る。
- 企業との包括連携や「やまがた社会貢献基金」活用により協働を促進する。
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