【自治体研究】佐賀県庁
※本ページは、自治体の最上位計画等に基づいて作成しています。間違いのないように細心の注意を払っていますが、最終的な情報の正確性については、ご自身でのご確認をお願い致します。
▶ 面接対策用 ◀
佐賀県の自治体研究<完全版>
佐賀県の最重要計画『佐賀県総合計画 − 人を大切に、世界に誇れる佐賀づくりプラン』から、佐賀県の将来像や重点戦略を徹底調査!
I. 計画が目指す将来像
佐賀県総合計画2019は、「− 佐賀県総合計画2019 − 人を大切に、世界に誇れる佐賀づくりプラン」と称されています。この計画は、2019(令和元)年度から 2022(令和4)年度までの4年間を期間とし、「人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり」が基本理念として掲げられています。これは、人に寄り添い、人と対話し、県民一人ひとりの「思い」や「考え」をしっかりと受け止めること、そして佐賀の持つ潜在力を発揮し、佐賀発展の原動力とするという、未来への飛躍のチャンスを切り開くための考えが込められたものです。
この計画においては、基本理念を実現するための指針として、おおむね10年後の佐賀県の目指す将来像が策定され、政策の柱に位置付けられています。
II. 将来像を実現するための基本目標
基本理念を実現するため、以下の6つの将来像が政策の柱として設定されています。
- 安全・安心のくらし さが:自然災害等を未然に防止する対策を進めるとともに、人と人との強い結びつきを背景に、県民が安心して暮らす社会を確立する。
- 楽しい子育て・あふれる人財 さが:子育て世代の移住者を増加させ、安心して子どもを産み、楽しく育てることができ、佐賀や世界で活躍する「志」を持った骨太な子どもが育つ環境を推進する。
- 人・社会・自然が結び合う生活 さが:年齢、性別、障害の有無に関わらず誰もが社会で活躍し、豊かな自然環境の中でいきいきと暮らす生活を実現する。
- 豊かさ好循環の産業 さが:起業・創業や企業立地、イノベーションによる産業の創出を進め、ものづくり産業や農林水産業が持続的に発展する好循環を形成する。
- 文化・スポーツ・観光の交流拠点 さが:佐賀の「和」の文化、歴史、伝統などの魅力を世界に発信し、国内外からの交流人口を増やすとともに、地域内外の人と人との「交流」の拠点を推進する。
- 自発の地域づくり さが:「山」が大切にされ、地域の絆と元来の地域力を活かし、誰もが様々な形で参加しながら自発的な地域づくりを推進する。
また、政策の推進においては、以下の2つの視点を取り入れるものとされています。
- さが創生:雇用や新しいひとの流れ、子育てしたいと思える環境、時代に向き合う地域社会を創出する。
- さがデザイン:「モノ」と「コト」を磨き上げ、新たな価値を付与することにより、人のくらし、まち・地域を心地よくし、豊かなものにすることを目指す。
さらに、国際社会全体の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念を意識しながら、政策や施策を推進します。
▶ もっと詳しく ◀ 関心のあるテーマは、深掘りに備えて徹底対策! (9つのテーマ別取り組み)
①【安全・安心】
🛡️現状の課題(なぜ取り組むのか)
近年、大規模災害が頻発化・激甚化する傾向にあり、「公助の限界」が改めて浮き彫りとなり、自助、共助、公助の適切な役割分担のもとに防災・減災対策を確立することが求められています。しかし、県民の防災意識が非常に低いことや、要介護高齢者や障害者などの避難行動要支援者が亡くなる割合が多いことから、県民一人ひとりの防災意識の向上と要支援者への避難対策の充実が喫緊の課題とされています。
また、佐賀県の人口10万人当たりの人身交通事故発生件数はワーストレベルであり、追突事故や高齢者事故への対策、県民の交通ルールやマナー意識の向上が必要です。さらに、犯罪の多様・高度化が予想され、自主防犯意識の醸成や防犯環境整備の充実が求められています。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
自助、共助、公助の適切な連携により迅速かつ的確に対応でき、県民の安全・安心を確保し、救える命を救う防災・減災体制とする。また、交通事故が少ない安全・安心な社会を実現します。
- 防災意識・災害対応力の向上:防災啓発の強化、対処訓練の充実。
- 防災体制の整備:消防団員の確保、自主防災組織の育成、避難行動要支援者の個別計画充実、消防防災ヘリコプターの導入。
- 災害対策の推進:河川整備、老朽化施設の維持管理、原子力防災対策の改善。
- 建築物の耐震化:「大規模建築物」「防災拠点建築物」「沿道建築物」の耐震化促進。
- 交通安全対策:世代に応じた教育・啓発、ハード・ソフト一体の対策による行動変容。
- 防犯対策:自主的な防犯活動の拡大、犯罪被害者等への支援強化。
②【子育て・教育】
🎓現状の課題(なぜ取り組むのか)
合計特殊出生率は高いものの出生数は減少傾向にあり、少子化に歯止めがかからない状況です。出会いの場の創出や、妊娠から乳幼児に対する切れ目のない支援が求められています。また、核家族化や共働き家庭の増加により、保育所や放課後児童クラブなどの子育て支援サービスの充実が急務です。
教育分野では、IoT、AI等の技術革新やグローバル化が進展する中、子どもたちが志を持って可能性に挑戦できる力の育成が必要です。不登校やいじめ対策、将来的な18歳人口の減少、県内大学への進学率の低さといった課題があり、高等教育機関の魅力向上や県内定着の促進が重要です。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
誰もが安心して楽しみながら子育てができ、次世代を担う子どもたちが骨太で健やかに成長し、佐賀への誇りを胸に未来の佐賀や世界で活躍する「楽しい子育て・あふれる人財 さが」の実現を目指します。
- 結婚・出産支援:出会いの場の創出、妊娠から育児への切れ目のない支援。
- 子育て環境の整備:保育所・放課後児童クラブ等の整備、病児保育等のサービス充実。
- 人財育成:保育士等の人材育成、様々な体験・交流活動の環境づくり。
- 教育の質向上:郷土学習の推進、授業・指導法改善、不登校・いじめへの連携支援。
- 高等教育・若者定着:高等教育機関の設置・誘致、地元企業と連携した人材育成・確保。
③【健康・福祉】
❤️現状の課題(なぜ取り組むのか)
人口減少・高齢化により、地域住民のつながりが希薄化しており、すべての人が「居場所と出番」のある地域社会づくりが求められています。2025年問題を見据え、地域包括ケアシステムの深化や介護人材の確保、障害者の自立支援、難病患者への相談支援体制の充実が必要です。
医療分野では、全国ワースト1位の医療費水準や医師の偏在が課題。健康面では、がんが死亡の最大原因であり、特に肝がん死亡率は長年全国ワーストのため、対策強化が急務です。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
誰もが社会で活躍し、住み慣れた地域でいきいきと暮らし、疾病予防が進み、県民が健康的に暮らしている「人・社会・自然が結び合う生活 さが」を実現します。
- 地域福祉の充実:交流拠点「ぬくもいホーム」の設置拡大、生活困窮者への自立支援。
- 高齢者支援:社会参加推進、地域包括ケアシステムの深化、介護人材確保。
- 障害者支援:理解啓発、住まいの場(グループホーム等)の確保、就労支援・工賃向上。
- 医療提供体制:病床機能の分化・連携推進、医師の偏在解消。
- 健康増進:がん検診受診率向上、働く世代の肝炎ウイルス検査等の肝がん対策。
④【産業・雇用】
📈現状の課題(なぜ取り組むのか)
生産年齢人口の減少、特に若年層の県外転出による人手不足が深刻です。農業では担い手の高齢化や所得の伸び悩み、林業では森林管理不足、水産業では資源減少や漁場環境悪化が課題です。
ものづくり産業では生産性向上や技術伝承が必要であり、伝統的地場産業は市場縮小に直面しています。中小企業の海外展開にはノウハウや人材不足の壁があります。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
起業・創業や企業立地、イノベーションによる産業の創出を進め、地域の産業が持続的に発展し、農林水産業が活性化している「豊かさ好循環の産業 さが」の実現を目指します。
- 人材確保と労働環境整備:ワーク・ライフ・バランス推進、多様で魅力ある企業誘致、若者の県内就職・UJIターン促進。
- イノベーションと生産性向上:AI・IoT等の新技術活用による生産性向上とビジネス創出支援。
- 農林水産業の振興:稼げる農業の好循環確立、意欲ある林業経営者育成、水産資源の回復とノリ生産安定化。
- 販路拡大と産業振興:県産品の国内外販路開拓、伝統的地場産品の新商品開発支援。
⑤【社会基盤】
🏗️現状の課題(なぜ取り組むのか)
分散型県土であるため、都市間を結ぶ交通ネットワーク強化、特に渋滞解消や物流・人流の確保が不可欠です。公共交通は自家用車依存が高く利用促進が必要です。
まちづくりでは中心市街地の空洞化や空き家問題、住宅確保要配慮者への支援が課題。港湾は大型化対応や老朽化対策、防災機能強化が求められています。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
インフラ整備により人やモノの交流が促進され、地域特性を活かした個性あふれる快適で暮らしやすいまちづくりが進んでいる「自発の地域づくり さが」の実現を目指します。
- 幹線道路ネットワークの整備:有明海沿岸道路と佐賀唐津道路が接続する「Tゾーン」を重点整備。
- 交通手段の確保と利用促進:地域移動手段の見直し支援、公共交通利用の機運醸成。
- 鉄道・空港・港湾の機能強化:新幹線開業効果の活用、九州佐賀国際空港の滑走路延長・機能強化、港湾の利便性向上とクルーズ船誘致。
- まちづくりと住環境整備:都市環境形成、空き家対策、住宅セーフティネットの充実。
⑥【環境】
🌿現状の課題(なぜ取り組むのか)
地球温暖化対策としてCO2排出の少ないエネルギー源への転換が求められています。有明海の環境悪化(赤潮・貧酸素水塊)への対応、自然環境保全への意識向上が必要です。
また、災害に強い森林づくりや、3Rの推進、産業廃棄物の不適正処理への対策も課題となっています。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
豊かな自然環境が未来へ引き継がれている「人・社会・自然が結び合う生活 さが」と、環境負荷の少ない持続可能な社会の形成を目指します。
- 再生可能エネルギーの推進(GX/脱炭素):産学官連携によるオープンイノベーション、洋上風力発電導入推進、産業用燃料の低炭素化。
- 有明海の再生と自然環境の保全:海域環境改善、水産資源回復、希少野生動植物の保護、自然公園利用促進。
- 森林・緑づくり:公的森林整備の推進、県民協働による緑づくり。
- 循環型社会の形成:3Rの推進、産業廃棄物の適正処理支援(クリーンパークさが)。
⑦【DX・行財政】
💻現状の課題(なぜ取り組むのか)
限られた経営資源の中で、多様化するニーズや危機事象に対応するため、人材確保・育成と業務改革が必要です。Society 5.0時代に向け、AIやRPA等のICT利活用による業務改革が不可欠です。
財政面では、自主財源比率が低く、収支改善対策(歳入確保・歳出見直し)と、財政健全化に配慮した弾力的な財政運営が求められています。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
効率的かつ効果的な行政運営を行い、安定的かつ弾力的な財政運営を確立します。
- 行政運営の効率化:AI、RPA等のICT利活用推進、オープンデータ推進、組織横断的な事業推進。
- 組織・人材の強化:多様で能力の高い人材確保・育成、機動的な組織体制整備、質の高い働き方の実現。
- 財源確保・歳出見直し:国交付金等の活用、自主財源確保、受益者負担の適正化。
- 財政の健全化:スクラップアンドビルドによる施策活性化、補助金等の検証、持続可能な財政構造の確立。
⑧【観光・文化】
🏯現状の課題(なぜ取り組むのか)
吉野ヶ里遺跡や陶磁器、地域文化などの資産を次世代へ継承する必要があります。観光では「魅力づくり」と多言語対応などの「受入環境の充実」、効果的な「情報発信」が求められ、「オール佐賀」での連携が不可欠です。
スポーツでは選手の県外流出や、県民のスポーツ実施率の低さが課題となっています。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
佐賀の魅力が世界に発信され、国内外からの交流人口が増え、地域内外の人と人とがつながる「文化・スポーツ・観光の交流拠点 さが」を実現します。
- 文化芸術の振興:鑑賞・参加機会の創出、魅力あるイベント開催。
- 文化・歴史の継承と発信:文化的・歴史的資産(吉野ヶ里遺跡、三重津海軍所跡等)の保存・活用、偉人の顕彰。
- 観光地域づくり:地域資源を活かした魅力づくり、DMO育成、多言語化や二次交通充実等の受入環境整備。
- スポーツ振興:SSP(SAGAスポーツピラミッド)構想に基づく人材育成・環境整備。
- 交流促進:SAGAサンライズパーク整備、スポーツイベント誘致による活性化。
⑨【共生・多様性】
🤝現状の課題(なぜ取り組むのか)
外国人住民の増加など多様性が増す中、多様性を受け入れ理解を深めることが必要です。人権尊重、男女共同参画の意識改革、ワーク・ライフ・バランスの実現が求められています。
また、犯罪被害者等への支援や、外国人との共生社会への転換も課題です。
目指す姿・主な取り組み(何をするのか)
誰もが社会で活躍し、多様な人々の想いに寄り添う「人・社会・自然が結び合う生活 さが」の実現と、多様な主体が公共サービスを担う協働社会の形成を目指します。
- 人権・共生社会の推進:障害者理解啓発、手話言語条例等に基づく共生社会づくり。
- 男女共同参画の推進:意識改革、女性活躍推進、DV被害者支援。
- ワーク・ライフ・バランスの実現:労働時間短縮、年休取得促進。
- 共生・多様性の尊重:「さがすたいる」推進、外国人とのコミュニケーション深化。
- 協働社会の形成:行政職員の意識改革、CSO・企業との協働推進、CSO誘致・育成。
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