【自治体研究】京都府庁
▶ 面接対策用 自治体研究
府の公式計画から読み解く!
京都府の自治体研究<完全版>
面接・グループディスカッション(GW)の前に知っておくべき9テーマを整理しました。京都府が掲げる将来像や重点施策、注目のキーワードをまとめて確認できます。
京都府が公表する公式の総合計画に基づいて作成しています
根拠資料:『京都府総合計画』(概ね令和22(2040)年を展望する将来構想)
※ 施策名・固有名詞・数値はすべて原文に基づいて記載しています
志望動機・面接カードの作成に
「計画の将来像」や「重点戦略」を読んで、自分の志望動機に使えるキーワードや施策を見つけましょう。具体的な施策名を盛り込むと説得力が増します。
面接直前の最終チェックに
9テーマの中から、自分が聞かれそうな分野を開いて「課題→目指す姿→取り組み」の流れを押さえておくと、深掘り質問にも対応しやすくなります。
計画の将来像
「京都府総合計画」は、新型コロナウイルス感染症の拡大や物価高騰、国際情勢の変化といった歴史的な転換点を踏まえ、現行計画の期間満了を待たずに前倒しで改定された府の最上位計画です。概ね令和22(2040)年を展望する将来構想を定めています。
全ての営みの土台となる「安心」、未来を担う子どもたちを育む「温もり」、夢や希望の源泉となる「ゆめ実現」の3つの視点を掲げ、誰もが未来に希望が持てる「あたたかい京都づくり」が推進されています。
実現を目指す将来像は、「一人ひとりの夢や希望が全ての地域で実現できる京都府」。この将来像のもと、4つの基本目標が示されています。
4つの基本目標(将来像を実現するための姿)
1. 人と地域の絆を大切にする共生の京都府
子育て環境日本一の取組を進化させ、少子高齢化・人口減少が進む中でも全ての人が地域で守られていると感じられる、ダイバーシティの高い共生社会の実現が掲げられています。
2. 文化の力を継承し新たな価値を創造する京都府
文化庁の京都移転や大阪・関西万博を契機に、地域の文化を継承・発展させつつ、文化が観光や産業と融合して新たな価値を生み出す社会が目標とされています。
3. 豊かな産業と交流を創造する京都府
伝統と先端の融合、大学・企業・研究機関の集積を生かした国際的なオープンイノベーションで、リスクに強く持続可能な産業社会の創造を目指しています。
4. 環境と共生し安心・安全が実感できる京都府
気候変動に適応した「脱炭素」社会の実現と、ハード・ソフト両面の防災・減災対策による、しなやかで強靱な地域づくりが目指されています。
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9つのテーマ別 詳細まとめ
関心のあるテーマは、深掘りに備えて徹底的に対策しましょう!
地球温暖化の影響もあり、豪雨災害の発生回数が増加傾向にあるなか、過疎化・高齢化による地域防災力の低下が懸念されています。府内に影響を及ぼす南海トラフ地震や内陸直下型地震も予測されており、橋りょうや建築物の耐震化は引き続き求められる状況です。原子力災害時の避難道路や資機材の整備も課題となっているほか、特殊詐欺等の被害や子どもの安全を脅かす事案も依然として発生しています。デジタル化の進展に伴うサイバー犯罪・サイバー攻撃の深刻化や、交通事故死者数のうち高齢者が約5割を占めている点も見過ごせません。
あらゆる分野に潜むリスクに対して被害を最小限に抑える対策や仕組みづくりを進め、「危機に強い京都づくり」をオール京都で構築することが目標に掲げられています。
- 常設の危機管理センターの設置による府全体の危機管理体制の強化
- 国や市町村と連携した河川改修・貯留施設整備など流域治水プロジェクトの充実
- 6時間先の河川水位・浸水区域を予測するデジタル技術を活用した先進的危機管理システムの構築
- 大規模水害時の広域避難マニュアルの作成と地域間連携の仕組みづくり
- 「京都府警察サイバーセンター(仮称)」の新設によるサイバー空間の安全確保
- 大学の知見を生かした「ポリス&カレッジ」等の産学官連携による交通安全対策
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合計特殊出生率が1.22(令和3年)と低下が続いており、子育て世帯の経済的負担の大きさが子どもを持つうえでの大きなハードルとなっています。コロナ禍を経て子育て世代の孤立化も深刻になり、男性の育児休業取得率の低さも全国的な課題のままです。20代〜30代の子育て世代が府内から転出超過している実態があるほか、児童虐待相談受理件数が過去最多(令和3年度:2,576件)に達し、ヤングケアラーへの対応も急がれています。教育面では不登校児童生徒数が10年連続で増加しており、教員の長時間残業も全国平均より多い状況が指摘されています。
子どもが社会の宝として地域であたたかく見守られ、健やかに育つ「子育て環境日本一」の京都を実現し、経済状況等にかかわらず希望の持てる社会を目標としています。
- 「子育て環境日本一推進条例(仮称)」の制定とオール京都体制の推進
- 奨学金返済支援・住宅取得支援・子育て支援医療助成など経済的負担の軽減
- 「きょうと婚活応援センター」へのAIマッチングシステム導入や「移住婚」「スポーツ婚」の展開
- ヤングケアラー総合支援センターを中心とした児童虐待未然防止・相談体制の整備
- 実社会から学ぶ「課題解決型の学習」の充実と京都式「教育DX」の推進
- 教員業務支援員等の外部人材活用や部活動の地域移行による働き方改革
コロナ対応を通じて、新興感染症への備えを含む保健・医療・介護体制の構築が改めて大きな課題として浮かび上がりました。将来的には75歳以上の後期高齢者数が令和22(2040)年に約46.0万人に達する見込みで、要介護認定者や認知症高齢者の増加が予測されています。医師数は全国平均を上回るものの二次医療圏ごとの偏在があり、医療・介護・保育分野の人材確保も難しい状況が続いています。健康寿命については女性が全国平均と差が開いたまま推移しているほか、障害者手帳所持者数の増加、生活保護世帯における高齢者世帯の増加なども見られます。
人生100年時代に対応した「危機に強い健康・医療・福祉システム」を創り上げ、人々の支え合いによる「あたたかい社会」づくりが目標として掲げられています。
- 「京都版CDC(疾病予防管理センター)」の創設による新興感染症等への総合的な対応力の強化
- 府立医科大学附属病院の高度医療機能の充実と感染症即応力の強化
- 在宅から看取りまで切れ目のないサービス提供のための「患者情報共有システム」の構築
- 「認知症にやさしいまちづくり」の全国先駆けでの推進
- 定年退職者や子育て後の層など多様な人材の介護・福祉分野への確保・育成
- 重層的支援体制整備事業や脱ひきこもり支援センターなど、きめ細かな生活困窮者支援体制の構築
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グローバル競争が激化するなか、京都の文化力や大学・研究機関の集積を連携させた更なるレベルの高いイノベーション創出が急務となっています。原油・原材料の高騰やサプライチェーンの毀損で中小企業の経営環境が厳しさを増しており、自主的に休廃業する「あきらめ型休廃業」の割合も高まっている状況です。労働力人口の減少が加速する見通しで、中小企業では後継者難による廃業が約3割に上るなど、事業承継支援の強化も欠かせません。伝統産業の生産高はピーク時の数パーセントにまで落ち込み、府内全域での工業用地の不足や京都市内のオフィス不足も企業誘致の障壁になっています。
京都産業の多様性を生かし、リスクに強く社会課題を解決する世界に通用するオープンイノベーションを生み出し続ける持続可能な産業社会の創造が目標です。
- 府内各地に「産業創造リーディングゾーン」を構築し、テキスタイル産地形成やフードテック集積を推進
- 「ALL英語、オンライン、ペーパーレス」によるスマート・スタートアップビザの実現
- 外国人スタートアップ100社創出を目指す「K-IS 100プロジェクト」の推進
- 老舗企業の経営哲学の伝授やマッチング対策など事業承継の全段階での伴走支援
- 「京都フードテック構想(仮称)」による付加価値の高い農産品・加工食品の開発
- 「京都産業人材開発・育成センター(仮称)」の設置による人材育成から就業までのシームレスな支援
高速道路網は南北140kmが整備されたものの、ミッシングリンクの解消や4車線化といった課題が残されています。府管理道路の改良率は全国平均を下回っており、高速道路の効果を府域全体に波及させるアクセス道路の整備も必要です。Eコマースの拡大で物流需要が増える一方、運輸・郵便業の人材不足が深刻化しています。建設後50年以上の橋りょうが約4割を占め、約20年後には約8割に達する見通しで、インフラの老朽化が急速に進んでいる状況です。鉄道の複線化率は32.2%と低く、バス路線の維持も深刻な課題となっているほか、上下水道事業の経営基盤の脆弱化、住宅確保要配慮者への入居拒否問題なども指摘されています。
府民の暮らしを支える人・物・情報・日々の生活の基盤づくりを進め、全ての地域で一人ひとりの夢や希望が叶えられる京都づくりの促進が目標となっています。
- 新名神高速道路の全線開通と6車線化、山陰近畿自動車道の早期全線開通の促進
- 舞鶴国際ふ頭の第2バース整備とⅡ期整備による京都舞鶴港の機能強化
- JR奈良線・山陰本線の全線複線化など鉄道ネットワークの充実強化
- AI・IoT等の新技術を活用したインフラモニタリングと効果的なアセットマネジメント
- 自動運転・自動配送などデジタル技術の実装による新たな移動ツール・物流効率化
- 市町の立地適正化計画の策定支援と持続可能なまちづくりの促進
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府内の温室効果ガス排出量は減少傾向にあるものの、令和12(2030)年度までに平成25(2013)年度比46%削減という目標の達成には、さらなる省エネと再生可能エネルギーの導入拡大が欠かせません。特に家庭部門では在宅時間の増加により排出量が増えています。中小企業における脱炭素経営への取組の遅れも課題で、人材・資金不足がネックとなっている状況です。プラスチックごみ対策を含むゼロエミッション社会の構築、絶滅危惧種の増加や伝統文化を支える動植物の減少に対する生物多様性の保全も求められています。
環境に配慮した活動を地域経済の活性化につなげる「環境×暮らし×経済の好循環」を生み出し、環境と共生した社会づくりが目標に据えられています。
- 「2030年度温室効果ガス排出量▲46%京都チャレンジ」のオール京都体制での実行
- 脱炭素テクノロジー関連スタートアップの交流拠点「ZET-valley」の形成
- 駐車場や既存建築物屋根への太陽光発電など多様な再エネ導入と府内各地のゼロカーボン地域創出
- 産学公連携による3R技術を活用した廃棄物の再生利用とプラスチックごみ3R施設の整備支援
- 「京都府生物多様性センター(仮称)」の創設と生物多様性保全基金の設立
民間サービスでのICT活用が進む一方で、行政サービスへの最新ICTの積極的な導入による利便性向上が求められています。テレワークや遠隔教育に不可欠な光ファイバー等の情報通信基盤が府内全地域に行き届いていない点も課題です。デジタル技術の進展に伴い、行政機関から中小企業、医療機関まで社会全体でのセキュリティ対策の重要性が増しているほか、官民ともにデジタル人材が不足しており、高齢者向けのデジタルデバイド対策も必要とされています。インフラの老朽化や上下水道事業の経営課題にもデジタルの力で対応していく必要があります。
DX推進やメタバース活用のためのプラットフォームを構築し、サイバー空間における経済活動の安心・信頼性を確保した社会の実現が目指されています。
- AIを活用した災害予測、ICT遠隔診療、MaaSなど府民生活に身近な分野でのデジタル技術の実装
- DX推進・メタバース活用のためのプラットフォーム構築と情報通信基盤の府内全地域展開
- 府内社会全体のセキュリティ対策と個人情報保護の推進
- 官民のデジタル人材育成と高齢者向けスマートフォン教室等のデジタルデバイド対策
- AI・IoT等の新技術を活用した効果的なアセットマネジメントによるインフラの長寿命化
- 京都水道グランドデザインに基づく水道事業の広域連携と下水道事業の広域化・共同化
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コロナの影響で観光交流が大幅に落ち込んだ後、満足度向上や再来訪・長期滞在につなげるための地域資源の磨き上げ、観光を牽引する人材の育成が急がれています。観光産業でのDX化も十分に進んでいない状況です。文化面では、祭りの休止・縮小により文化の保存・継承の危機が生じたほか、国宝や重要文化財の破損・劣化の危険性も高まっています。スポーツ分野では、成人の週1回以上のスポーツ実施率が全国平均を下回っており、特に働き世代・子育て世代での実施率の低さが目立っています。
文化庁の京都移転や大阪・関西万博の機会を捉え、文化と観光、産業が融合して国内外へ新たな価値を発信する「文化の都・京都」の実現が掲げられています。
- 人流・口コミ等のビッグデータ分析に基づく効果的な誘客プロモーションの実施
- VRやメタバースなどデジタル技術を融合させた新たな観光サービスの提供
- 京都府観光連盟のDMO登録をはじめとする持続可能な観光地域づくりの推進
- 国の「文化財修理センター(仮称)」と連携した文化財修復拠点の形成
- 府立京都スタジアムを活用した「eスポーツの聖地・京都」の実現
コロナ禍での交流制限を通じて、絆・交流の大切さが再認識されました。一方で、部落差別や性別・障害・外国人等に対する様々な人権問題が依然として存在しており、インターネット上の人権侵害も新たな課題となっています。若い女性の府外転出超過が続いているほか、外国人居住者数の増加に伴う多文化共生社会の実現に向けた対応も求められています。大学を卒業した留学生の府内企業就職率が約3割にとどまっている点、過疎化・高齢化で地域コミュニティの機能維持が困難になりつつある点も見過ごせない課題です。
人権教育・啓発の推進や相談体制の充実等を通じて、多様性が認められる共生社会を築くことが目標に掲げられています。
- 「京都ウィメンズベース」や「京都府生涯現役クリエイティブセンター」等の支援拠点を活用した女性のキャリア形成支援
- 男性の育児休業取得促進など育児や介護と両立できる働き方が可能な地域の創出
- 「障害者芸術の聖地・京都」を目指した障害者のアート作品の展示・販売・商品化
- 「留学生創業支援センター(仮称)」の創設と京都ジョブパーク等との連携による留学生の活躍支援
- 多様な主体と連携した地域コミュニティ再生の「地域交響プロジェクト」の推進
- 「農村型地域運営組織(農村RMO)」など持続可能なコミュニティづくりの支援
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