【自治体研究】神戸市役所
▶ 面接対策用 自治体研究
市の公式計画から読み解く!
神戸市の自治体研究<完全版>
面接・グループディスカッション(GW)の前に知っておくべき9テーマを整理しました。神戸市が力を入れている施策やキーワードを確認できます。
神戸市が公表する公式の基本計画に基づいて作成しています
根拠資料:『第5次神戸市基本計画(神戸づくりの指針)』(目標年次 2025年)
※ 施策名・固有名詞・数値はすべて原文に基づいて記載しています
志望動機・面接カードの作成に
「計画の将来像」や「重点戦略」を読んで、自分の志望動機に使えるキーワードや施策を見つけましょう。具体的な施策名を盛り込むと説得力が増します。
面接直前の最終チェックに
9テーマの中から、自分が聞かれそうな分野を開いて「課題→目指す姿→取り組み」の流れを押さえておくと、深掘り質問にも対応しやすくなります。
計画の将来像
神戸市の最上位計画「第5次神戸市基本計画(神戸づくりの指針)」は、「世界とふれあう市民創造都市」を基本理念に掲げています。目標年次は2025年(平成37年)で、阪神・淡路大震災の経験から培われた「協働と参画」の精神を発展させた「協創」の考え方を基盤としています。
究極的に目指しているのは、「『ひと』を『たから』とし、新たな豊かさをともに創造する(協創)」まちづくりの実現です。行政だけでなく、民・学・産が将来のまちづくりへの目的意識を共有して取り組む「協働と参画の計画」として位置づけられています。
6つの基本目標(重点戦略)
1. くらしを守り経済を発展させる
福祉・医療・雇用などの連携を強化し、経済の活性化と市民のくらしの基盤安定が図られています。
2. ひとを育み新たな豊かさを創造する
すべての人の個性や能力を尊重するユニバーサル社会の実現と、子どもの健全な育成、「知」の力の活用が目指されています。
3. 安全を高め未来につなぐ
震災の教訓をふまえた防災・減災の取り組みを不断に進めるとともに、低炭素社会の実現に向けた先進的な施策が推進されています。
4. 神戸を支えるまちを形成する
地域特性を活かした土地利用や、神戸港・神戸空港の機能強化、海・空・陸の総合交通ネットワーク形成が掲げられています。
5. 「神戸づくり」にともに取り組む
民・学・産と行政の協働と参画をさらに進め、効率的な行政経営と個性豊かで活力ある地域社会の構築が目標とされています。
6. 「世界の中での神戸」を確立する
多様な「ひと」が集い・交わり・活きるまちづくりと、都心・ウォーターフロントの魅力向上による国際的存在感の確立が進められています。
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9つのテーマ別 詳細まとめ
関心のあるテーマは、深掘りに備えて徹底的に対策しましょう!
神戸市は山や海に恵まれた地形を持つ一方で、災害を受けやすい地盤や地形的特性も抱えています。東南海・南海地震などの大規模災害の発生が懸念されるなか、ソフト・ハード両面での日頃からの備えが求められている状況です。阪神・淡路大震災から16年が経過し、経験や教訓の風化も課題となっており、次世代への継承が急がれています。新型インフルエンザなどの感染症やテロへの対応といった、多様な危機に対する備えの必要性も高まっています。加えて、道路・河川・上下水道など都市基盤施設の老朽化に対応した維持管理・機能強化も重要なテーマです。
市民・事業者・市が協働で、平時からの備えを十分に行い、非常時にはそれぞれの役割を的確に果たす仕組みづくりが目指されています。減災の視点からソフト・ハード両面の対策を着実に進め、被害を最小限に抑えるまちの実現が掲げられています。
- 水害・土砂災害・地震対策に必要な防災施設の整備・充実と、橋梁・港湾施設などの耐震化
- 防災福祉コミュニティや消防団の活動推進、市民救命士の育成による地域の初動対応力の強化
- 防災中枢拠点(危機管理センター)の耐震化、消防力の強化と救急業務の高度化
- 「自分たちの安全は自分たちで守る」意識の醸成と、震災の教訓の次世代への継承・発信
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少子化が急速に進み、神戸市の出生率は大都市平均と比較しても常に低い水準にとどまっています。核家族化や晩婚化・非婚化、近所づきあいの希薄化によって家族の形やライフスタイルが大きく変わり、子どもたちが社会規範や思いやりを学ぶ機会が失われつつあるとの指摘もあります。家庭や地域の教育力の低下が懸念されるなか、今後の社会を支える「人づくり」の重要性が増しており、若者の社会的自立に向けた取り組みの必要性も高まっている状況です。
子どもの利益が最大限尊重され、すべての人が安心してゆとりを持って子どもを産み育てられるよう、社会全体で子育て家庭を応援する社会が目指されています。教育をまちづくりの原点と位置づけ、「心豊かにたくましく生きる人間」を育てる特色ある教育の推進も掲げられています。
- 待機児童の解消に向けた保育所整備の拡充と、ワーク・ライフ・バランスの推進による仕事と子育ての両立支援
- 家庭・地域・学校・幼稚園・保育所の連携強化と、子育て家庭の経済的負担の軽減
- 地域ぐるみの見守り体制や交通安全教育など、子どもの安全・安心を守る取り組み
- 国際都市神戸にふさわしい特色ある英語教育や、確かな学力と意欲の向上を目指した授業改善の推進
急速な超高齢化に伴い、見守りや医療・介護を要する高齢者の増加が見込まれています。地域では家族機能の変容や支援活動の担い手不足が生じ、日常的な福祉活動が困難になる懸念も出てきています。福祉・介護の現場では報酬面を含む労働環境の問題があり、人材の確保と定着が大きな課題です。健康面でも、介護予防など日頃からの健康づくりや医療体制の充実が求められているほか、子育ての悩みを抱える親やひとり親家庭、発達障がい児・者など多様な課題に直面している人々への支援の必要性が高まっています。
支援を要するすべての人々が、住み慣れた地域で尊厳をもって健やかにくらせる「ソーシャル・インクルージョン」の社会が目標とされています。市民が協働による健康づくりに積極的に取り組み、健康が維持・増進される社会の実現も掲げられています。
- 保健・医療・福祉・雇用・住宅などの分野を横断した連携と、ワンストップサービスの提供による総合的な相談対応
- 幅広い人材の活用や仕事の魅力向上を通じた福祉・介護人材の育成・確保・定着
- 認知症の発症予防から相談体制・見守りサービスの整備、障がい者の地域生活支援の充実
- 神戸医療産業都市構想の成果を活用した「健康を楽しむまちづくり」の推進
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経済のグローバル化に伴い、非正規労働者の割合が増加傾向にあり、所得格差の拡大や貧困世帯の増加が懸念されています。生産年齢人口の減少も見込まれるなか、就業率が低い女性や高齢者の活躍、雇用のミスマッチ解消が重要な課題です。ものづくり産業では生産拠点の海外移転が進み、中小企業にはさらなる企画力が求められています。都市近郊型の農漁業では担い手の高齢化や不耕作地の増加、商業では空き店舗の増加も課題となっており、神戸港の国際的な地位低下への対応も急がれています。
企業誘致による働く場の創出と、「ワーク・ライフ・バランス」が実現した「全員参加型社会」の構築が目標に掲げられています。神戸の強みを活かした地域経済の基盤強化と、新たな分野への挑戦が推進されています。
- 女性や高齢者を含む幅広い人材が能力を発揮できる多様な働き方の推進と、子育て・介護との両立支援
- 農水産業のブランド化と地産地消、ものづくりを核にした産業の高付加価値化
- 神戸医療産業都市構想や京速コンピュータ「京」などの知的プロジェクトを活用した企業・人材の集積
- MICE誘致や国際観光の推進による周遊・滞在型観光の促進
低炭素社会の実現と効率的な都市空間の形成に向けて、無秩序な市街地拡大の抑制が求められています。都心域では高層マンションの立地が進む一方、周辺地域との調和が課題になっている状況です。道路・河川・上下水道など都市基盤施設の老朽化への対応も喫緊のテーマで、少子・超高齢化に対応した公共交通機関への利用転換や一部路線のサービス維持も課題です。神戸港は国際競争のなかで相対的に地位が低下しており、国際コンテナ戦略港湾としての機能強化が求められています。神戸空港の運用時間延長など機能拡充の必要性も指摘されています。
安全な都市空間を次世代に引き継ぐとともに、低炭素社会を実現する持続可能な都市構造の形成が目標とされています。海・空・陸の総合交通環境を整え、人・物・情報の交流による経済活性化が目指されています。
- 「まちのゾーン」「田園のゾーン」「みどりのゾーン」に分けた土地利用の誘導と、市街化区域の拡大抑制
- 神戸港のコンテナターミナル再編と、神戸空港の運用時間延長・国際便受入条件の緩和
- 都心・ウォーターフロントの交通結節機能の強化と環境にやさしい公共交通の導入
- 予防保全的な管理による都市基盤施設の長寿命化
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温室効果ガスの排出削減は世界的な喫緊の課題であり、神戸市も削減目標を掲げていますが、達成のためには新たなライフスタイル・ビジネススタイルへの転換や、都市構造・産業構造の変革が必要とされています。六甲山系などの豊かな自然環境は市民の宝である一方、山林の荒廃や耕作放棄地の増加によって生態系への影響や治水機能の低下が危惧されている状況です。再生可能エネルギーの導入促進や資源の循環利用(3R)など、多角的な対応が求められています。
環境負荷の少ない持続的発展が可能な低炭素社会の実現が目標です。都市構造の低炭素化やエネルギーの効率的利用に加え、自然共生社会・循環型社会の実現を民・学・産と行政の協働で進めることが掲げられています。
- 都市機能がコンパクトにまとまった「歩いてくらせるまちづくり」と公共交通中心の交通施策
- 再生可能エネルギー・省エネ技術の公共施設への率先導入と市民・事業者への普及促進
- リデュース・リユース・リサイクルの3Rの取り組み推進
- 六甲山系の森林保全・育成と、山から海までの生態系ネットワークの形成
- 「デザイン都市」にふさわしい景観形成基準の充実と優れたデザインの誘導
超高齢化の進行に伴い、将来的に福祉関係経費の増加と市税収入の減少が見込まれ、財政状況は予断を許さない状況にあります。行政サービス(1:9)と税源配分(5.5:4.5)の不均衡も構造的な問題として指摘されています。現行の指定都市制度は「暫定的な措置」として創設されたもので、事務配分が特例的・部分的なため、大都市としての一元的・総合的な行政運営が困難になっているという課題があります。ICTの著しい進展を都市基盤として活用しつつ、市民間の情報格差を生じさせないための取り組みも必要とされています。
最小の経費で最大の効果をあげる効率的な経営を推進し、市民満足度の高い高品質な行政の実現が目標です。真に必要なサービスを厳選しながら、常に新たな視点で行政システムを見直していく姿勢が打ち出されています。
- 施策・事業の選択と集中が連動した透明性の高いPDCAサイクルの確立と、民間の力の積極的な導入
- ファシリティマネジメントの推進による市有施設の最適配置・利活用と維持管理経費の低減
- 国や県からの事務権限・税源の移譲を求め、新たな大都市制度の創設に向けた取り組みの推進
- ICTの利活用による市民生活の向上と、情報格差を生じさせない取り組みの推進
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人口減少が見込まれるなか、都市の魅力を高めて交流人口を増やし、まちの活性化を図ることが大きなテーマとなっています。MICE誘致では他都市に先駆けてきたものの、国際的な都市間競争の激化により優位性が失われつつある状況です。外国人旅行者は増えているにもかかわらず、神戸が訪問先の主要ルートから外れている点も課題として挙げられています。文化芸術の分野では、将来を担う子どもの感性と創造性の育成や、文化芸術を産業・観光の基盤として戦略的に活用する取り組みの必要性が高まっています。
自然・歴史・ライフスタイルが作り出した神戸ならではの観光資源を磨き上げ、何度訪れても楽しめるまちが目標です。市民一人ひとりが文化芸術を担い、まちの魅力やにぎわいを創造する都市の実現が掲げられています。
- 有馬温泉や酒蔵などの「和」の資源を活用した外国人観光客の誘致と、多言語対応の受入体制整備
- 神戸ビエンナーレを通じた創造的人材の発掘・育成と、映画・ジャズ・洋菓子など「発祥の地」としての文化資源の活用
- 外国人・高齢者・障がい者にも配慮した観光のユニバーサルデザインの推進
- 「する」「みる」「ささえる」スポーツの振興と、生涯学習活動の成果を地域社会に還元する仕組みづくり
グローバル化や超高齢化、所得格差の拡大などにより市民生活の不安が増し、地域のつながりの希薄化が懸念されています。DV(配偶者等からの暴力)や子どもへの虐待など人権に関わる問題も存在しています。生産年齢人口や地域の担い手が減少するなかで、高齢者・障がい者・女性・外国人など多様な人材の能力を社会全体で活かしていくことが求められている状況です。異なる国籍や文化を持つ人々が互いに尊重しあう多文化共生の推進も、重要なテーマとなっています。
すべての市民が互いに人権を尊重し、多様性を認めあう社会の実現が掲げられています。ハード・ソフト両面でのユニバーサルデザイン(UD)の推進と、「ダイバーシティ・マネジメント」を都市ぐるみで推進することが目標とされています。
- あらゆる機会を通じた人権教育・啓発の推進と、DV防止対策・男女共同参画社会の実現
- 多言語対応や情報発信の充実による外国人市民がくらしやすいまちづくりと、施策全般のUD化
- 民・学・産と行政が対等な立場で進める「協創」のまちづくりと地域活動を先導する人材の育成
- NPOや社会的企業との連携による総合的・自律的な地域運営(エリアマネジメント)の展開
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