【自治体研究】岩手県庁
▶ 面接対策用 自治体研究
県の公式計画から読み解く!
岩手県の自治体研究<完全版>
面接・グループディスカッション(GW)の前に知っておくべき9テーマを整理しました。岩手県が力を入れている施策やキーワードを確認できます。
岩手県が公表する公式の総合計画に基づいて作成しています
根拠資料:『いわて県民計画(2019〜2028)』(計画期間 2019〜2028年度)
※ 施策名・固有名詞・数値はすべて原文に基づいて記載しています
志望動機・面接カードの作成に
「計画の将来像」や「重点戦略」を読んで、自分の志望動機に使えるキーワードや施策を見つけましょう。具体的な施策名を盛り込むと説得力が増します。
面接直前の最終チェックに
9テーマの中から、自分が聞かれそうな分野を開いて「課題→目指す姿→取り組み」の流れを押さえておくと、深掘り質問にも対応しやすくなります。
計画の将来像
岩手県の最上位計画「いわて県民計画(2019〜2028)」は、東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわての実現を目指すものとされています。
計画の根底には宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という言葉があり、経済的な尺度では測れない心の豊かさや人と地域のつながりも大切にされています。社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)の観点が重視されている点も特徴的です。
重点戦略(新しい時代を切り拓くプロジェクト)
従来の10の政策分野に加え、先端的な科学技術を政策に活用する11の「新しい時代を切り拓くプロジェクト」が戦略的に推進されています。代表的なプロジェクトは以下の通りです。
ILC プロジェクト
世界トップレベルの頭脳や技術が集積する国際研究拠点の形成を支援するプロジェクトです。
北上川バレープロジェクト
自動車や半導体関連産業の集積を生かし、第4次産業革命技術を導入した働きやすく暮らしやすい先行モデルゾーンの創造が目指されています。
三陸防災復興ゾーンプロジェクト
震災の教訓を伝承しつつ、新たな交通ネットワークを活用した国内外に開かれた交流拠点として持続的に発展するゾーンの創造を目指しています。
農林水産業高度化推進プロジェクト
ICTやロボット等の最先端技術を活用し、生産現場のイノベーションによる収益性の高い農林水産業の実現が図られています。
健幸づくりプロジェクト
健康・医療・介護データを連結するビッグデータの連携基盤を構築し、県民の健康寿命の延伸が推進されています。
人交密度向上プロジェクト
AIなどの第4次産業革命技術を活用し、「関係人口」の質的・量的な拡大を図り、人交密度の向上が目指されています。
想定質問をAIが無料で作成!
無料で試してみる
9つのテーマ別 詳細まとめ
関心のあるテーマは、深掘りに備えて徹底的に対策しましょう!
東日本大震災津波の経験を踏まえ、復興への取り組みを継続しつつ、その教訓が風化しないよう伝承していく使命を負っています。地域防災力の基盤となる消防団員の定員充足率は85.0%にとどまり、自主防災組織の組織化や活動内容にも地域差が生じている状況です。岩手県の険しい地形や台風等の影響で洪水災害が激甚化・頻発化する傾向にあり、ハードとソフトの両面からの防災・減災対策が求められています。人口10万人当たりの交通事故死者数が全国ワースト8位で、高齢ドライバーの事故増加や特殊詐欺被害の継続も深刻な問題となっています。
災害をはじめとしたさまざまなリスクへの備えがあり、事故や犯罪が少なく安心を実感できる岩手の実現が掲げられています。自助・共助・公助による実効的な防災・減災体制の整備が目標です。
- 自主防災組織の組織化・活性化への支援や消防団への加入促進
- 学校をはじめとする防災教育の推進と県民の防災意識向上
- 「東日本大震災津波伝承館」の整備による震災の事実・教訓の伝承
- 防犯研修会の開催や交通弱者を守る運転者教育による交通事故抑止
- 感染症に対する情報収集と正しい知識の普及啓発
想定質問をAIが無料で作成!
無料で試してみる
人口減少に歯止めをかけるためには、若者や子育て世代の「生きにくさ」を「生きやすさ」に転換していくことが重要とされています。結婚サポートセンターなどによる支援が進む一方、未婚化・晩婚化が進行し、出生数は長期的に減少傾向にあります。岩手県は年間総労働時間が全国平均より長く、年次有給休暇取得率も低いため、仕事と生活の両立が困難になりがちです。核家族化や産科医・小児科医の不足も妊産婦の不安要因になっています。教育面では全国学力・学習状況調査で一部教科が全国水準に達しておらず、教員の大量退職に伴う知識・技術の継承も課題です。
家族の形に応じたつながりや支え合いが育まれ、安心して子育てができる岩手の実現が掲げられています。学びや人づくりを通じて、将来に向かって可能性を伸ばし、自分の夢を実現できる社会が目指されています。
- 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない相談支援体制の構築
- 長時間労働の是正や年次有給休暇取得率向上など働き方改革の推進
- ICT機器を活用した個別最適化された学びの実現
- 震災の経験を踏まえた「いわての復興教育」の推進
- 高等教育機関と連携したグローバル人材・産業人材の育成
県民の幸福を判断する際に「健康状況」が最も重視されている一方、岩手県の健康寿命は全国平均より短い状況が続いています。がん・心疾患・脳血管疾患など生活習慣病による死亡率は全国的に高い水準で、がん検診受診率も低迷が指摘されています。自殺死亡率も依然として全国高位にあり、対策の強化が急がれている状況です。高齢化率は全国を上回り、介護人材の不足や地域偏在が深刻化しています。医師の確保は進んでいるものの地域偏在が残り、産婦人科・小児科や回復期等の病床機能が不足する圏域も生じています。
健康寿命が長く、いきいきと暮らすことができ、余暇の充実を実感できる岩手が目標とされています。
- 生活習慣の改善と社会環境の整備による心身の健康づくり推進
- 包括的な自殺対策プログラムの実践
- 県立病院ネットワーク等を活かした「健幸づくりプロジェクト」による医療ビッグデータの活用
- 地域包括ケアのまちづくりと認知症対策・介護予防の推進
- 農林水産分野と連携した障がい者の就労支援・社会参加の促進
想定質問をAIが無料で作成!
無料で試してみる
雇用環境は改善傾向にあるものの、企業では深刻な人材不足が生じており、職種によって求人・求職のミスマッチも発生しています。ものづくり産業をはじめとする県内企業の労働生産性は低く、経営者の高齢化と後継者不足も課題となっています。農林水産業では従事者の高齢化と就業人口の減少が同時に進み、農業は小規模経営体が多く生産コストが高い状況です。林業では零細な森林所有者が8割を占め収益性の高い経営が進んでおらず、水産業でも就業者の減少・高齢化に加え主要魚種の生産量が減少傾向にあります。
ライフスタイルに応じた新しい働き方を通じて、一人ひとりの能力を発揮できる環境の実現が目標とされています。
- いわてで働こう推進協議会を核とした県内就業促進・U・Iターン人材確保
- 中小企業の経営力向上と事業承継の円滑化支援
- 自動車・半導体関連など中核産業の集積と「ものづくり革新」技術への対応促進
- ICTや高性能機械の導入による収益力の高い「食料・木材供給基地」づくり
- 「観光で稼ぐ」意識に基づく観光地づくりと外国人観光客の誘客拡大
国際リニアコライダー(ILC)の有力建設候補地となっており、実現すれば世界最先端の国際研究拠点の形成が期待されますが、関連するインフラ整備の推進が不可欠です。情報通信基盤は条件不利地域での整備が遅れ、インターネット利用率も全国的に低位にとどまっています。河川や土砂災害危険箇所が多く全ての整備に時間を要する状況に加え、高度経済成長期前後に整備された社会資本の老朽化で維持管理費が増加傾向にあります。建設労働者の高齢化も進行しており、今後10年間で大量離職する可能性が指摘されています。
ILCの実現やイノベーション創出に向けた基盤強化に加え、自然災害から暮らしを守る防災・減災対策の推進が目標とされています。
- IoT、AI、5GなどのICTインフラ整備の促進
- 河川改修・津波防災施設・公共建築物の耐震化などハード対策の推進
- 県土の縦軸・横軸となる幹線道路や緊急輸送道路の防災機能強化
- 港湾・空港の機能拡充と物流効率化・観光振興基盤の整備
- 老朽化施設の計画的修繕を行う「予防保全型維持管理」の推進
想定質問をAIが無料で作成!
無料で試してみる
シカやイノシシなどの野生鳥獣の増加・生息域拡大により、農林業被害や人身被害が発生しています。大気や水質の環境基準達成率は良好な状態を保っているものの、時期によっては微小粒子状物質(PM2.5)等の濃度上昇が観測されることもあります。温室効果ガスの排出削減は小幅な減少にとどまり、再生可能エネルギーの導入に際しては送配電網への接続制約や環境との調和が課題となっています。
多様で優れた環境を守り、次世代に引き継ぐことが目標とされています。循環型地域社会の形成と低炭素社会の実現が掲げられています。
- 希少野生動植物の保護や野生鳥獣の個体数管理による生物多様性の保全
- 廃棄物の発生抑制・循環利用の推進
- 住宅の省エネルギー化や次世代自動車の導入促進
- 風力・地熱・バイオマス等の再生可能エネルギー導入と水素利活用の推進
- 森と川と海の保全活動や三陸ジオパークの保全・人材育成
情報通信基盤は条件不利地域での整備が遅れており、インターネット利用率も全国水準と比較して低い状況が続いています。高度経済成長期前後に整備された社会資本の老朽化が進み、維持管理費の増加が見込まれるなか、震災復旧で整備した施設の維持費も加わる見通しです。人口減少・少子高齢化やグローバル化といった環境変化のもと、限られた財源で多様な県民ニーズに対応する必要性が高まっています。公営企業も需要変化や施設コストの増加で経営環境が厳しさを増しており、職員の年齢構成の偏在への対応も求められています。
県内外の多様な主体と協働し、県民が相互に幸福を守り育てる、より質の高い行政経営の実現が目指されています。持続可能な財政構造の構築も大きな目標です。
- 中期財政見通しを踏まえた持続可能な財政構造の構築
- AIをはじめとするICT活用による業務効率化と柔軟な働き方の推進
- 医療・介護・教育・農林水産業等でのIoT・ビッグデータ・AI利活用
- 光ファイバーや5GなどのICTインフラ整備の促進
- 「予防保全型維持管理」による社会資本の長寿命化
- 県民視点で全体の利益を追求する職員の確保・育成
想定質問をAIが無料で作成!
無料で試してみる
少子高齢化や若者の流出により、民俗芸能など地域文化の継承を担う人材が減少し、文化芸術活動の担い手の高齢化が進んでいます。世界遺産をはじめとする豊かな歴史・文化の魅力を広く共有する機会が少ないことも課題です。観光面では地域資源を活用した旅行商品の開発や国内外への情報発信の強化が求められています。ラグビーワールドカップ2019™釜石開催や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を通じて高まった文化・スポーツへの関心を、レガシーとして次世代につなげる体制づくりも必要とされています。
岩手の歴史・文化・スポーツの魅力を発信し、国内外からの交流を拡大していくことが目指されています。
- 「北海道・北東北の縄文遺跡群(御所野遺跡)」の世界遺産登録推進と「平泉の文化遺産」拡張登録への取り組み
- 官民一体の文化芸術推進体制「岩手版アーツカウンシル」の構築
- 「いわてスポーツ推進プラットフォーム」によるアスリート育成と健康増進
- 岩手発の「超人スポーツ」創出による年齢・身体能力を問わない参加機会の拡大
- 観光地域づくり推進法人(DMO)支援と「観光で稼ぐ」意識に基づく観光地づくり
- 東日本大震災津波伝承館を拠点とした復興ツーリズム・ジオツーリズムの推進
「社会全体として男性の方が優遇されている」と感じる県民の割合が依然として高く、審議会等の委員に占める女性の割合も伸び悩んでいます。政策決定過程への女性の参画が十分に進んでいない状況です。人口減少・少子高齢化により地域コミュニティの機能低下や担い手不足が懸念されるなか、NPOなど多様な主体が地域課題に取り組んでいるものの、運営基盤が不安定な団体も多く支援の必要性が指摘されています。ILC誘致実現や国際イベント開催も念頭に、外国人を受け入れる多文化共生の環境整備も急がれています。
県民一人ひとりがお互いに支え合いながら幸福を追求できる地域社会の実現が掲げられています。社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)の観点に立った取り組みの推進が目標です。
- 高齢者の社会貢献活動への参加促進と障がい者の社会参加支援
- 女性が活躍できる職場環境の整備と能力開発・ネットワークづくり
- 多言語による生活情報の提供など外国人が暮らしやすい環境づくり
- ICTを活用した「関係人口」の拡大を図る「人交密度向上プロジェクト」の推進
- NPO・地縁組織・企業・行政のネットワーク化と協働の仕組みづくり
- 遊休施設を活用した世代間交流スペースなどワンストップ拠点の整備
想定質問をAIが無料で作成!
無料で試してみる
自治体別の志望動機・自治体研究はこちら
AI公務員予備校が作成した志望動機の『質の高さ』を、ぜひご確認ください
SERVICES
AI公務員予備校の3つのサービス
AI公務員予備校の
3つのサービス
カテゴリー別の総合ガイド










