AI公務員予備校

面接カード・ESの頻出欄

公務員の「自己PR」面接カード・ESの書き方と例文(新卒・社会人・転職)

「協調性」「責任感」と書くだけでは、ほかの受験者と同じ文になります。強みを自分の言葉に言い換え、それが出た場面を一つ具体的に書き、最後に公務でどう使うかで締める——この3点で、200〜300字の自己PRは仕上がります。

REPHRASE

ありきたりな強みを、差がつく言い方に

  • 協調性

    立場の違う人の意見をまとめ、落としどころを見つける力

  • 傾聴力

    相手の声を聞き、改善の行動に移せる力

  • 責任感

    引き受けた仕事を、周りを巻き込んで最後までやり切る力

  • コミュニケーション能力

    住民と組織の間に立つ、橋渡し役になれる力

「何ができる人か」が目に浮かぶ言い方にする

監修:青島一平(元県庁職員・AI公務員予備校 代表)|公開 |更新

登録不要のAI無料体験。公務員試験に特化したAIを「1分」で体験!! あなたの回答を、AIが採点・添削 面接カード・ESの回答を貼るだけ採点と、直すべき点の改善案を提示登録不要・1分で結果が出る 無料で回答を採点する

Template

書き方の型:4ステップで200〜300字

結論から入る PREP の形です。差がつくのは STEP 3のエピソード、落ちる人に多いのは STEP 4の「公務でどう使うか」が抜けていること。強みを述べて終わると、民間向けの自己PRになってしまいます。

  1. STEP 1

    「私の強みは〇〇です」と一文で

    最初の一文で強みを言い切ります。「協調性」のような一語より、「相手の話を聞き、改善の行動に移せる力」のように中身が分かる言い方にします。

    「私の強みは、相手の声に耳を傾け、改善の行動に移せることです」

  2. STEP 2

    どこで身につけた強みか

    強みの出どころを一言。アルバイト・ゼミ・前職など、次のエピソードの舞台を示します。

    「この強みは、3年間続けた飲食店のアルバイトで身につけました」

  3. STEP 3

    強みが出た場面を具体的に

    面接で深掘りされる核。何に気づき、どう動き、どう変わったかを書きます。社会人は数字で規模を示すと伝わりやすくなります。

    「お客様の一言からメニュー表の分かりにくさに気づき、店長に改善を提案して注文ミスを減らしました」

  4. STEP 4

    その強みを、公務でどう使うか

    民間の就活との最大の違い。強みを述べて終わると「で、うちで何ができるの?」と思われます。窓口・調整・業務改善など、志望先の仕事に結びつけて締めます。

    「住民の声を汲み取り、施策や窓口の改善につなげる仕事で活かします」

字数の配分はエピソードに半分

300字なら、強みに40字・根拠に30字・エピソードに160字・貢献に70字が目安です。200字の欄なら、根拠をエピソードの1文目に溶かし込みます。

民間向けの自己PRを、そのまま流用しない

民間では「利益を上げた」「競争に勝った」が評価されやすいですが、公務員は住民との調整・粘り強さ・チームワークが重く見られます。同じ経験でも、光を当てる場所を変えてください。

Examples

自己PRの例文6パターン(新卒・社会人)

立場と経験の近いものを選んでください。色は書き方の型のステップです。構成はそのまま使い、赤の「エピソード」を自分の経験に置き換えます。例文を写すのではなく、方向の参考にしてください。

  • STEP1 強み
  • STEP2 根拠
  • STEP3 エピソード
  • STEP4 貢献

新卒 ×「聞く力+行動力」(飲食店のアルバイト)

強み私の強みは、相手の声に耳を傾け、改善の行動に移せることです。

根拠この強みは、3年間続けた飲食店のアルバイトで身につけました。

エピソード常連のお客様の何気ない一言から、メニュー表の書き方が分かりにくく注文ミスの原因になっていると気づきました。お客様の声を整理して店長に改善を提案し、表記を変えてもらったところ、注文ミスは大きく減りました。

貢献この強みを活かし、窓口などで住民の方の声をしっかり汲み取り、施策や手続きの改善につなげる仕事で貢献したいと考えています。

Strength

強みの選び方:ありきたりで終わらない2つのコツ

協調性・傾聴力・責任感・コミュニケーション能力は、公務員に求められる強みそのものです。だからこそ多くの受験者が書き、そのままでは埋もれます。強みを変える必要はありません。見せ方を変えます。

  1. 01掛け算

    強みを2つ掛け合わせる

    「傾聴力」だけでなく「傾聴力 × 行動力」。聞くだけでなく改善に移せる人、という独自の像が生まれます。

  2. 02言い換え

    一語の強みを、動きのある言葉にする

    「コミュニケーション能力」を「住民と組織の間に立つ橋渡し役になれる力」に。何ができる人かが目に浮かぶと、面接官の記憶に残ります。

傾聴力差がつく言い方相手の声を聞き、改善の行動に移せる力公務員の仕事での活かし方住民の声を聞いて、具体的な改善につなげる
責任感差がつく言い方引き受けた仕事を、周りを巻き込んで最後までやり切る力公務員の仕事での活かし方部署をまたぐ事業でも最後まで進める
コミュニケーション能力差がつく言い方住民と組織の間に立つ、橋渡し役になれる力公務員の仕事での活かし方住民と庁内の間に立ち、合意をつくる
協調性差がつく言い方立場の違う人の意見をまとめ、落としどころを見つける力公務員の仕事での活かし方関係機関・部署の調整
粘り強さ差がつく言い方うまくいかなくても、やり方を変えて続けられる力公務員の仕事での活かし方すぐに結果が出ない施策や、長く続く相談への対応
正確さ・事務処理能力差がつく言い方決まりを守りながら、手順そのものを見直せる力公務員の仕事での活かし方ミスの許されない手続き、業務の効率化

Career change

社会人・転職の自己PR:民間の実績を公務員向けに言い換える

社会人の自己PRで最も多い失敗は、民間で評価された実績をそのまま書くことです。公務員には売上目標がありません。実績の「数字」ではなく、その数字を生んだ「過程」を書きます。

売上を前年の120%にした公務員向けの言い換え取引先の本当の困りごとを聞き出し、提案を変えた見せたい強み聞き出す力・課題を見立てる力
社内の営業成績で1位になった公務員向けの言い換え成果の出た方法を手順にまとめ、チームに共有した見せたい強み仕組みにして周りに広げる力
新規の顧客を30社開拓した公務員向けの言い換え断られても理由を聞き、提案を直して通い続けた見せたい強み粘り強さ・改善する力
コストを年間500万円削った公務員向けの言い換え無駄な手順を洗い出し、関係部署を説得して変えた見せたい強み業務改善・調整する力

数字は「改善の規模」を示すために使う

「業務を改善した」より「作業時間を4割短くした」のほうが、どれだけ変えたかが客観的に伝わります。数字は自慢ではなく、物差しとして一つだけ入れます。

転職理由・志望動機と矛盾させない

自己PR・転職理由・志望動機は一本の線です。「民間で身につけた強み → 民間の枠では届かないと感じたこと → だから公務で活かす」の順につながっているかを確かめてください。つながっていないと、面接で「今の会社でもできるのでは?」と突かれます。

転職理由の答え方は 「なぜ今の仕事を辞めて公務員に?」の答え方 で詳しく解説しています。

Why

面接官が自己PRで見ている3つのこと

面接官は「どんな性格か」ではなく、「過去に具体的にどう動いたか」から入庁後の働きぶりを予想しています。

  1. 01行動

    強みが行動で証明されているか

    「私は責任感があります」は自己申告にすぎません。その強みが出た場面を、具体的な行動で示せているかを見ています。

  2. 02適性

    公務員の仕事に合う強みか

    住民との調整、粘り強さ、チームワーク。民間で評価されやすい競争心や利益の追求とは、重く見られる強みが少し違います。

  3. 03一貫性

    志望動機・ガクチカとつながっているか

    自己PRの強みを、志望動機の「入庁後の貢献」で使い、ガクチカで裏付ける。3つの欄の線がそろっているかは、面接で必ず確かめられます。

登録不要のAI無料体験。公務員試験に特化したAIを「1分」で体験!! あなたの回答を、AIが採点・添削 面接カード・ESの回答を貼るだけ採点と、直すべき点の改善案を提示登録不要・1分で結果が出る 無料で回答を採点する

Rewrite

よくあるNG例と、その書き直し

ダメな形は3つに決まっています。自分の文が当てはまっていないか、書き直しの前後で見比べてください。

  1. 書き直し 1

    強みの一語だけで、中身がない

    前私の強みは協調性です。どんな人とも仲良くなれ、チームの和を大切にしてきました。

    後私の強みは、立場の違う人の意見をまとめる力です。ゼミの共同研究で方針が割れた際、各自の主張を書き出して共通点を示し、全員が納得する進め方を提案しました。

    変えたところ:「協調性」を中身の見える言葉に言い換え、それが出た場面を一つ添えた。

  2. 書き直し 2

    強みを述べて、公務につながらない

    前私の強みは粘り強さです。部活動では3年間一度も練習を休まず、最後までやり抜きました。

    後私の強みは、うまくいかなくてもやり方を変えて続けられる粘り強さです。(中略)すぐに結果が出ない地域の課題にも、住民の方と向き合いながら粘り強く取り組みたいです。

    変えたところ:最後の一文で、強みを公務員の仕事(すぐ結果が出ない課題)に結びつけた。

  3. 書き直し 3

    民間の実績を、そのまま書く

    前前職では営業成績で3年連続トップを取り、売上を前年の150%に伸ばしました。

    後前職の営業では、断られた理由を必ず聞き、提案を直して通い続けました。相手の本当の困りごとを聞き出す力は、窓口で住民の方の相談に乗る仕事で活かせると考えています。

    変えたところ:売上の数字を、数字を生んだ過程(聞き出す力)に言い換えた。

Follow-up

面接での深掘り質問4つと答え方

面接カードに書いた自己PRは、面接の質問の設計図になります。エピソードは1つだけでなく、同じ強みが出た経験を最低3つ用意しておきます。

  1. 1「なぜその行動をとったのですか?」

    考えの筋道を確かめる質問です。そのとき感じた課題と、何を目指して動いたかを答えます。

    例「注文ミスでお客様をお待たせするのが申し訳なく、仕組みで防げないかと考えたからです。」

  2. 2「周りの反応はどうでしたか?」

    独りよがりになっていないかの確認です。反対や戸惑いがあったなら、それをどう受け止めて進めたかまで話します。

  3. 3「ほかにもその強みが出た経験はありますか?」

    強みが本物かを確かめる、最も厳しい質問です。別の場面の短いエピソードをすぐ出せるようにしておきます。

  4. 4「その強みを、当市のどんな仕事で活かしますか?」

    志望先の具体的な仕事と結びつけます。志望動機で書いた「入庁後にやりたいこと」と同じ方向で答えると一貫します。

AI公務員予備校

自己PRの深掘りを、本番の前にAIで練習する

面接カードに書いた自己PRは、面接で必ず掘り下げられます。AI公務員予備校なら、あなたの受験先に合わせて、文章づくりから声での深掘りの練習までできます。

  • ES作成AIチャット(使い放題)「自己PR」と設問を指定すると、受験先に合わせた回答案・★評価・改善案が返ってきます。
  • 面接回答作成AIチャット(使い放題)「1分で自己PRしてください」と質問を指定すると、回答案・★評価・改善案と、次に聞かれそうな質問3つが返ってきます。
  • AI音声模擬面接(15分)深掘りしてほしいテーマに「自己PR」などを3つまで入れておくと、AI面接官が声で深掘りしてきます。終わると評価レポート(PDF)が届きます。
面接対策の機能をくわしく見る →

Free ・ 登録不要

書いた自己PRを、AIに採点してもらう

無料体験のES採点なら、受験先と設問を入れて自分の文を貼るだけで、AIが点数と直すところを返してくれます。

  1. 1受験先(例:○○市 一般事務)を入れる
  2. 2設問に、下の文をコピーして貼る
  3. 3自分の書いた自己PRを貼って採点する

設問に貼る文あなたの長所や強みを、具体的なエピソードを交えて自己PRしてください。(300字程度)

Brush up

提出する前の仕上げ

  1. 01

    エピソードは3つ用意し、1つを書く

    面接カードに書くのは一番強い1つ。残りの2つは「ほかには?」と聞かれたときのために手元に置きます。

  2. 02

    全部は書かない

    工夫の細部まで書き込むと、面接で話すことがなくなります。面接官が聞きたくなる余白を残します。

  3. 03

    声に出して1分で言えるか

    面接の冒頭で「1分で自己PRを」と求められることがあります。書いた文を声に出し、1分に収まるか確かめます。

提出する前の最終チェック

  • 最初の一文で、強みを中身の分かる言葉で言い切っている
  • 強みが出た場面が、具体的な行動で書いてある
  • 最後の一文で、公務員の仕事での活かし方につないでいる
  • 社会人は、売上ではなく過程と改善の規模を書いている
  • 志望動機・ガクチカと同じ方向の強みになっている
  • 指定の字数の8〜9割を埋めている

Q&A

自己PRのよくある質問

自己PRとガクチカで同じエピソードを使ってもいいですか?

使って構いません。ただし主語を変えてください。自己PRは「強み」が主語で、エピソードはその証拠として短く使います。ガクチカは「経験」が主語で、課題→行動→結果の過程を中心に書きます。まったく同じ文章を2つの欄に書くのは避けます。

→ ガクチカの書き方と例文

文字数が埋まりません。

指定の字数の8〜9割は埋めるのが目安です。足りないときは、STEP 3のエピソードに「なぜそう動いたか」「周りの反応はどうだったか」を一文ずつ足します。強みの説明を膨らませるより、エピソードを具体的にするほうが評価につながります。

強みが見つかりません。

過去の経験を書き出し、「周りから感謝されたこと」「意識せず自然にやっていたこと」を探すのが近道です。友人や家族に「私の良いところは?」と聞くのも有効です。見つかった強みは、この記事の言い換え表を使って自分の言葉にしてください。

エピソードを少し盛って書いてもいいですか?

やめてください。公務員の面接では、そのときの考えや周りの反応まで細かく聞かれます。作り話は必ずどこかで矛盾し、能力不足よりも重く見られます。等身大の経験で、行動を具体的に書くほうが確実です。

社会人で、売上などの実績しかありません。

公務員には売上目標がないため、売上の数字そのものは評価されにくくなります。その売上を生んだ過程——相手の要望をどう聞き出したか、社内をどう調整したか、手順をどう変えたか——に言い換えてください。数字は「作業時間を4割短くした」のように改善の規模を示すために使います。

短所も書くよう求められました。

自己PRの欄で長所と短所を両方聞かれることがあります。短所は、自分で自覚して補っている工夫とセットで書くのが基本です。長所の裏返しになる短所を選ぶと、自己PRと矛盾しません。

→ 「あなたの短所は?」の答え方

Next

あわせて準備したい設問

Series

面接カードの大きな3問は、一本の線でつなぐ

「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」は、同じ人物を別の角度から見せる欄です。自己PRの強みをガクチカの経験で裏付け、志望動機の「入庁後の貢献」でその強みを使う——この線がそろうと、どこを深掘りされても崩れません。

職種別の面接対策

青島一平

この記事の監修

青島 一平 AI公務員予備校 代表

  • 元県庁職員(知事直轄の部署などで5年)
  • 博士(神戸大学大学院)
  • スキルシェアで受験生を支援
運営者について →