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論文・作文の対策

公務員試験の小論文の書き方例文・模範解答4本と、全国の頻出テーマ

全国67団体が公式サイトで公開している過去の課題872題を数えると、よく出るテーマははっきりしています。問題提起 → 主張 → 取組と理由 → 結論の四段構成で書けば、どのテーマにも同じ型で対応できます。型どおりに書いた模範解答の全文を4本載せました。

TOP 5令和3〜8年度(2021〜2026年度)

論文で出題の多いテーマ

  1. 1地域の魅力・将来像・移住57題
  2. 2デジタル化・DX53題
  3. 3行政運営・住民サービス・協働51題
  4. 4人口減少・少子化48題
  5. 5防災・危機管理・安全40題

事務・行政系の論文485題を、公式サイトの課題からテーマ別に数えた実数です(AI公務員予備校調べ)。

監修:青島一平(元県庁職員・AI公務員予備校 代表)|公開 |更新

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論文・小論文の判定

本番の平均的な答案の水準

人事院の6点満点でいえば4点に相当

通過項目
16/20
字数
1,086字
原稿用紙
1,120字
課題理解4/4論理・構成4/4思考・判断2/4識見・提案3/4表現力3/4

Exam

公務員試験の小論文は、どんな試験か

行政の仕事では、課題を整理して取組を考え、文章で説明する場面が毎日あります。その基礎の力を見るのが論文・作文の試験です。時間と字数は団体・区分でかなり違うので、まず受験先の条件を確かめます。

論文485題

行政の課題に、原因と取組を筋道立てて論じる。大卒程度・上級に多い。

作文304題

自分の体験や仕事への姿勢を書く。高卒程度・初級に多い(うち223題は自分が主題)。

職務経験論文83題

社会人経験者の枠。職務経験を述べてから、それを仕事にどう生かすかを論じる。

題数は令和3〜8年度(2021〜2026年度)の事務・行政系の区分で、各団体の公式サイトに公開されている課題を数えたもの(67団体)。

試験区分ごとの時間と字数(実例)

  • 国家一般職(大卒)一般論文

    60分指定なし(答案用紙1枚・両面)

    資料を読んで小問2つに答える。配点は全体の9分の1

  • 国家一般職(大卒)教養区分 一般教養論文

    80分指定なし

    資料を読んで小問に答える。配点は全体の9分の2

  • 国家一般職(高卒)作文

    50分指定なし

    題が1つ

  • 特別区Ⅰ類(春)論文

    80分1,000字以上1,500字程度

    2題から1題を選ぶ

  • 東京都Ⅰ類B 論文

    90分1,000〜1,500字程度

    資料型。(1)課題を200字程度 (2)都の取組。1,000字に満たないと採点されないことがある

  • 愛知県 第1回(大卒程度)行政Ⅰ

    90分800字

    課題文が1つ

  • 福井県 Ⅰ種(大卒程度)

    70分800字程度

    (1)課題 (2)取組 をおおむね半分ずつ

  • さいたま市 大学卒業程度 行政事務

    60分1,000字程度

    課題文が1つ

  • 徳島県 高校卒業程度

    60分約800字

    課題文が1つ

令和7〜8年度の受験案内・問題冊子で確認。同じ団体でも区分や年度で変わるので、受験する年の受験案内で必ず確かめてください。

疲れた状態で書くことが多い

論文は、長い択一試験の後や2次試験で行われることが多く、集中力が落ちた状態で書くことになります。本番でゼロから考えずに済むよう、型と題材を先に用意しておくのが対策の中心です。

Grading

採点の実際:公式に分かっていること

採点の細かい基準を公表している団体はありません。それでも、受験案内の「評価の観点」と、人事院が毎年出している平均点から、採点の姿はかなり分かります。

受験案内に書かれている評価の観点(観点を示していた23団体のうち)
  • 表現力20団体

    文章による表現力・文章構成力 → 型でいうと「全体」
  • 思考力・判断力13団体

    課題に対する判断力・考察 → 型でいうと「取組と理由」
  • 論理性・構成力13団体

    筋道・段落の役割 → 型でいうと「全体の組み立て」
  • 識見・企画提案13団体

    知識・具体的な提案 → 型でいうと「取組と理由」
  • 課題の理解9団体

    問いを正しく捉えているか → 型でいうと「問題提起・主張」

国(人事院・裁判所)・都道府県17・政令市4の受験案内の文言を、AI公務員予備校が5つにまとめて数えたもの。1団体が複数の観点を挙げている。

国家一般職(大卒)一般論文の平均点(6点満点)
  • 令和3年度4.049点
  • 令和5年度4.076点
  • 令和6年度4.07点
  • 令和7年度4.037点
  • 令和8年度4.081点

出典:人事院「合格点及び平均点等一覧」

  1. 01足切り

    3点未満は、ほかが満点でも不合格

    一般論文は6点満点で基準点は3点。基準点に届かない種目が一つでもあれば、ほかの成績に関係なく不合格です。

  2. 02平均

    平均は毎年4点前後

    平均は4.0〜4.1点、標準偏差は0.8前後。複数の評価者の評点を総合して点が付きます。

目指すのは「落ちない答案」から

平均が4点前後に集まり、3点未満だけが落とされる仕組みなので、まず足切りに入らないことが最優先です。聞かれたことに正面から答え、筋道の通った答案を型どおりに書けば、平均の帯には届きます。差がつくのは、取組の具体さと、懸念への目配りです。

「受験者の9割が3〜4点」は公式の数字ではありません

よく見かける点数の分布の数字は、人事院の公表資料には載っていません。人事院が公表しているのは満点・基準点・平均点・標準偏差だけです(予備校のアンケートなどが出どころ)。

Template

四段構成の型と時間配分

論文には決まった型があります。本番でゼロから組み立てず、この4つの段に材料を流し込みます。最初の段落の終わりで結論(主張)を言い切るのが最大のルールです。

800字の配分の目安1,200字なら各段を1.5倍に
1
2
取組と理由
4
  • 1. 問題提起約150字
  • 2. 主張約50字
  • 3. 取組と理由約480字
  • 4. 結論約120字
時間配分の目安
  • 60分国家一般職・市役所の800字

    10執筆 42分8
  • 80分特別区の1,000〜1,500字

    12執筆 58分10
  • 90分県・東京都の1,000〜1,500字

    15執筆 65分10

構成メモ執筆見直し(字数・誤字・名前)

  1. 1. 問題提起

    現状と、なぜ課題なのか

    テーマの現状を短く示し、課題が生じている原因を一つ掘り下げます。放っておくと誰が困るのかまで書くと、取り組む理由がはっきりします。

  2. 2. 主張

    何に取り組むべきか(結論を先に)

    序論の最後の一文で、取組の方向を言い切ります。採点者はここを読んで、答案が問いに正面から答えているかを判断します。

  3. 3. 取組と理由

    具体的な取組を2つ、理由と懸念への対処まで

    「第一に」「第二に」で取組を2つ。それぞれ何を・誰に・どうやって行うか、なぜ効くかを書きます。取組に伴う懸念(費用・担い手・取り残される人)と、その対処、どちらを優先するかまで書くと差がつきます。

  4. 4. 結論

    まとめと、職員としての姿勢

    問いへの答えとして全体を1〜2文でまとめ、その自治体の職員としてどう取り組むかで締めます。新しい話はここで出しません。

構成メモに5〜15分かけるのが近道

いきなり書き始めると、途中で話がそれて結論が合わなくなります。4つの段それぞれに何を書くか(原因は何か・取組を2つ・懸念と対処)を箇条書きにしてから書き始めてください。

Model answers

公務員試験の小論文の例文・模範解答4本

頻出のテーマから、市役所の800字、県の1,200字、国家一般職の資料を読み取る型、作文の4本を書きました。色は四段構成の段です。設問はこの記事のための書き下ろしで、字数はプログラムで数えています。

市役所・県(大卒程度)の論文800字程度・60分

市役所 × 人口減少と地域のつながり(800字程度)

設問(この記事のための書き下ろし)

人口減少と高齢化が進むなか、自治会への加入率の低下や役員のなり手不足により、見守りや防犯といった住民どうしの支え合いの活動を続けることが難しくなっている地域がある。地域のつながりを保つために、市はどのように取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。

  • 1. 問題提起
  • 2. 主張
  • 3. 取組と理由
  • 4. 結論

問題提起本市でも人口減少と高齢化が進み、自治会の加入率の低下や役員のなり手不足が目立っている。背景には、共働き世帯が増えて平日に時間を割ける住民が減ったことや、役員の負担が一部の人に集中し、敬遠されていることがある。このままでは、見守りや防犯など行政だけでは担いきれない活動が途切れ、孤立する住民が増えるおそれがある。主張そこで私は、地域活動の負担を減らすことと、新しい担い手を呼び込むことの二つに取り組むべきだと考える。

取組と理由第一に、自治会の事務の負担を軽くする。回覧板の配布や会費の集金、市への書類の提出など、役員の時間を奪う作業は多い。市が連絡用アプリの導入を支援し、提出書類を簡素にすれば、仕事を持つ人でも役員を引き受けやすくなる。ただし、スマートフォンに不慣れな高齢者が情報から取り残されては意味がない。紙の回覧と併用する期間を設け、公民館で使い方の講座も開く。

第二に、自治会の枠にとらわれない参加の入口をつくる。一年を通して役員を務めるのは難しくても、防災訓練や清掃活動に一度だけなら参加できる人は少なくない。市が単発のボランティアを募集できる仕組みを整え、大学や地元企業にも参加を呼びかける。関わるきっかけがあれば、地域に愛着を持ち、続けて担う人も生まれる。

二つのうち、まず負担の軽減を優先する。担い手を増やしても今の負担が変わらなければ、新しく加わった人もすぐに離れてしまうからである。進め方としては、加入率の低い地区をモデル地区に選び、自治会長や民生委員と話し合いながら試し、効果を確かめてから全市に広げる。

結論地域のつながりは、災害時の助け合いや日々の見守りを支える土台である。市の職員として住民の声を聞き、無理なく続けられる地域活動の形を住民とともにつくっていきたい。

模範解答は丸暗記するためのものではありません。段の役割と、どこに何を書けば点になるかをつかむために使い、題材は自分の受験先に置き換えてください。書き写す(写経する)と、論文らしい文体と原稿用紙を埋める速さが身につきます。

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上の模範解答の「設問をコピーする」で設問を写して貼れば、同じ設問で書いた自分の答案を、この結果画面の形で確かめられます。

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論文・小論文の判定

本番の平均的な答案の水準

人事院の6点満点でいえば4点に相当

通過項目
16/20
字数
1,086字
原稿用紙
1,120字
課題理解4/4論理・構成4/4思考・判断2/4識見・提案3/4表現力3/4

まず直したいところ

取組に伴う懸念(費用・担い手)と、その対処が書かれていません。

Themes

頻出テーマ別の書き方(出題の多い順)

令和3〜8年度(2021〜2026年度)に全国67団体が出した事務・行政系の論文485題を、テーマ別に数えました。テーマを押すと、どう出るか・書く方向・使える言葉と、最近の出題例(公式ページへのリンク)が見られます。

1位論文485題のうち57題(11.8%)

地域の魅力・将来像・移住

含むもの:自治体の魅力と発信・将来像・移住定住と関係人口・中山間地域・まちづくり

どう出るか
「県の強み・魅力を一つ挙げ、さらに高める取組」「20年後の本県の姿と重点施策」「移住・定住の促進」など、その自治体そのものを問う形が多い。
書く方向
総合計画が掲げる将来像や強みを一つに絞り、誰に(若者・移住を考える人・県外の人)どう届けるかを書く。自治体の名前を入れ替えても通じる答案にしないことが一番のポイント。
使える言葉
総合計画関係人口シティプロモーション地域おこし協力隊二地域居住

最近の出題例(テーマの要約・公式ページへ)

テーマは組み合わせて出る

「人口減少×デジタル化」「防災×地域のつながり」のように、テーマは単独でなく組み合わせで出ることがよくあります。上位のテーマで構成メモを作っておけば、組み合わせにも材料を流用できます。

いちばん大事なのは受験先の過去の課題

全国の傾向より、受験先がこれまで何を出してきたかのほうが当たります。自治体は総合計画で掲げる課題を出しやすいので、過去の課題と総合計画をあわせて確かめてください。
集計に使った67団体の公式ページと、数え方

各団体の公式サイトで公開されている論文・作文の課題(2026年9月に取得)を1題ずつテーマに分けて数えました。対象は令和3〜8年度(2021〜2026年度)に実施された事務・行政系の区分で、技術職・資格免許職・警察官・消防などの区分と、国家総合職の政策論文・専門記述は除いています。同じ年に同じ課題を複数の区分で出したものは1題と数えています。課題文そのものは転載を禁じている団体があるため載せていません。

NG

足切りになる答案:NG 5つ

足切りの多くは、知識不足より「試験のルールを甘く見た」ことで起きます。明文で示されている足切りは、字数不足で採点されないこと(東京都)、白紙は棄権扱い(京都市・広島市)、点数が基準点に届かないこと(人事院は6点中3点など)です。

  1. NG 1

    字数が足りない

    「1,000字以上の指定に、時間切れで850字で終わった」

    なぜダメか:東京都は「1,000字に満たない場合は採点されないことがある」と明記しています。内容以前に評価の土俵に乗りません。

    こう直す:指定の9割以上を目安に。構成メモで各段の字数を決め、見直しの時間を残して書く。

  2. NG 2

    問いの一部に答えていない

    「「課題を挙げ、県としての取組を述べよ」に、国の制度の話だけを書いた」

    なぜダメか:問いが求める要素(課題と取組・立場)が一つ欠けると、題意に答えていない答案になります。

    こう直す:設問の「〜を挙げ」「〜として」「〜について」に線を引き、構成メモでそれぞれの答え場所を決める。

  3. NG 3

    結論がない・途中で話がそれる

    「防災の話から始めて、最後は観光の話で終わった」

    なぜダメか:序論の主張と結論がずれると、論理・構成の観点で大きく点を落とします。

    こう直す:最初の段落の終わりで主張を言い切り、結論ではその主張に戻る。

  4. NG 4

    話し言葉・文体の混在・誤字

    「やっぱりデジタル化はすごく大事だと思います。だから進めるべきである。」

    なぜダメか:「です・ます」と「だ・である」の混在、話し言葉は表現力の観点で減点されます。公文書を書く仕事への適性も疑われます。

    こう直す:論文は「だ・である」でそろえる。見直しの時間に、文末と誤字だけを確かめる。

  5. NG 5

    名前・受験番号の書き忘れ

    「開始の合図で本文から書き始め、そのまま提出した」

    なぜダメか:誰の答案か分からなければ採点のしようがありません。内容と関係なく失う、最ももったいないミスです。

    こう直す:開始の合図で、まず受験番号と名前を書く。これを練習のときから習慣にする。

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論文・小論文の判定

本番の平均的な答案の水準

人事院の6点満点でいえば4点に相当

通過項目
16/20
字数
1,086字
原稿用紙
1,120字
課題理解4/4論理・構成4/4思考・判断2/4識見・提案3/4表現力3/4

まず直したいところ

取組に伴う懸念(費用・担い手)と、その対処が書かれていません。

Career / Essay

職務経験論文と作文の書き方

社会人経験者の枠では職務経験論文、高卒程度・初級では作文がよく出ます。行政の課題を論じる論文とは、主役が「自分の経験」になる点が違います。

職務経験論文(83題)

経験は4割まで。残りで「どう生かすか」を論じる

  1. 1職務経験を簡潔に:いつ・どこで・どんな立場で・何をしたかを具体的に。全体の4割以内に収める。
  2. 2そこで得た力:経験から身につけた知識・能力を一言で明示する。
  3. 3設問の課題にどう生かすか:採用される立場(係員など)でできる取組として、何を・誰に・どうやってまで書く。
  4. 4結論:問いへの答えとしてまとめ、職員としての姿勢で締める。

人事院の経験者採用の経験論文は、問題文で「客観的事実(いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように)を明確に」と求めています。数字や固有の場面を入れて、読んだ人が状況を思い浮かべられるように書きます。

作文(304題)

体験は1つに絞り、学びと課題まで書く

  1. 1題への答え:最初の段落で、題に対する自分の答えを言い切る。
  2. 2体験:答えの裏付けになる体験を1つ。場面が浮かぶように具体的に。
  3. 3学びと自分の課題:体験から何を学んだか。まだ足りない点と、その乗り越え方も書く。
  4. 4職員としての生かし方:志望先の仕事のどんな場面で生かすかで締める。

集計した作文のうち223題(約73%)は「目指す職員像」「大切にしたいこと」「挑戦したいこと」など自分が主題でした。模範解答の「作文 800字」のタブも参考にしてください。

面接カード・ESと内容をそろえる

経験論文や作文に書いたエピソードは、面接カードや面接での話と同じ人物像になっている必要があります。書いた内容と面接で話す強みがばらばらだと、どちらも本当か疑われます。

Interview

小論文の準備は、面接対策にもなる

論文のために調べた受験先の課題と取組は、面接で「本市の課題は何だと思いますか」「最近気になったニュースは」と聞かれたときに、そのまま使える材料になります。

主張がぶれると、面接で疑われる

論文で「窓口のデジタル化を最優先すべき」と書いたのに、面接では「対面の窓口こそ大事」と正反対のことを言う。どちらが本心か分からず、評価を下げます。

論文の主張を、面接で深掘りされる前提で書く

論文で挙げた取組について「なぜそれを優先するのか」「反対する人にはどう説明するか」を聞かれても答えられるように、懸念と対処まで準備しておくと、面接でも同じ筋で話せます。

AI公務員予備校

論文で固めた考えを、面接の受け答えで練習する

AI公務員予備校なら、受験先に合わせて、面接で聞かれそうな質問への回答づくりから、声での深掘りの練習までできます。

  • 面接回答作成AIチャット(使い放題)「本市の課題と、あなたが取り組みたいことは?」と質問を指定すると、回答案・★評価・改善案と、次に聞かれそうな質問3つが返ってきます。
  • AI音声模擬面接(15分)深掘りしてほしいテーマに「論文で書いた取組」などを3つまで入れておくと、AI面接官が声で深掘りしてきます。終わると評価レポート(PDF)が届きます。
面接対策の機能をくわしく見る →

Plan

小論文対策の進め方:準備した型で書く

合格する人は、小論文を「本番でその場で考える試験」ではなく「準備しておく科目」として扱います。上から順に進め、線より上までは必ずやってください。

  1. 1

    受験先の過去の課題と条件を、公式ページで確かめる必須目安 1時間

    時間・字数・論文か作文か・資料型か。過去3年分の課題に目を通し、どのテーマが出てきたかを書き出す。

  2. 2

    上位のテーマで構成メモを作る必須目安 1テーマ30分

    頻出の上位5テーマと受験先の過去の課題について、四段構成の各段に何を書くかを箇条書きにする。数字や制度の名前を1つずつ添える。

  3. 3

    時間を計って1本書き、添削で弱点を知る必須目安 1本60〜90分

    本番と同じ時間・字数で書く。書いたら足切り(字数・題意・答え漏れ)がないか、5つの観点のどこが弱いかを確かめる。

    ここまでやれば、足切りの心配はほぼなくなる

  4. 4

    模範解答を書き写し、文体と速さを身につける余裕があれば目安 1本30分

    論文らしい言い回しと、原稿用紙を埋めるペースが体に入る。

  5. 5

    残りのテーマと、時事の数字をためる余裕があれば目安 すき間時間

    ニュースや白書から、テーマごとに使える数字・制度を足していく。面接の準備にもなる。

準備していないテーマが出たら

白紙や書きかけで出すのが最悪です。準備した構成メモの取組を、出たテーマに寄せて使ってください。たとえば「地域のつながり」で用意した取組は、防災・高齢者の見守り・子育てのどれにも転用できます。型に当てはめて最後まで書いた答案のほうが、確実に点になります。

Q&A

小論文のよくある質問

小論文(論文)がない試験もありますか?

あります。SPI方式の枠やプレゼン型の枠、札幌市の大学の部のように、論文を課さない試験区分も増えています。一方で、県・政令市の大卒程度や社会人経験者の枠では今も多くが論文を課しています。受験先の最新の受験案内で、論文・作文の有無と時間・字数を必ず確かめてください。

「論文」と「作文」は何が違いますか?

論文は行政の課題に対して、原因と取組を筋道立てて論じるもの(大卒程度・上級に多い)。作文は自分の体験や仕事への姿勢を書くもの(高卒程度・初級に多い)です。集計でも、作文の約4分の3は「目指す職員像」「大切にしたいこと」など自分が主題でした。どちらも「結論を先に書く」「段落の役割を分ける」は共通です。

指定の字数に対して、何字くらい書けばいいですか?

指定の9割以上を目安にしてください。東京都は問題冊子に「1,000字に満たない場合は採点されないことがある」と書いています。字数は、原稿用紙なら文字のある行×20字で数える団体があります(東京都)。改行が多いと、書いた文字の数より多く数えられる点も覚えておきましょう。

→ 字数を原稿用紙換算でも自動で数える(AI添削)

国家一般職の一般論文は、字数の指定がないのですか?

受験案内・問題冊子とも字数の指定はなく、「答案用紙は1枚(両面)」「解答時間は1時間」とだけ書かれています。資料を読んで小問2つに答える形なので、(1)と(2)の分量が偏らないようにし、答案用紙の大半を埋めるつもりで書きます。

小論文の対策はいつから始めればいいですか?

書く練習は試験の2〜3か月前からで間に合います。ただし、頻出テーマの背景知識(数字・制度の名前)は早めにためておくほうが有利です。まず受験先の過去の課題を公式ページで確かめ、上位のテーマから構成メモを作っていきましょう。

原稿用紙の使い方で気をつけることは?

段落の頭は1マス空ける、行の頭に句読点や閉じかっこが来るときは前の行の最後のマスに入れる、が基本です。数字は縦書きなら漢数字にします。受験先の答案用紙が横書きか縦書きかも、過去の課題のページで確かめておくと安心です。

AIに小論文を書いてもらって練習してもいいですか?

模範答案を読む・構成を考える材料にするのは有効です。ただ、本番は自分の手で制限時間内に書くので、練習では必ず自分で書き、書いた答案を見てもらう使い方をしてください。AI公務員予備校の論文添削は、実際の採点で見られる5つの観点で答案を判定します(登録不要・無料)。

→ 論文・小論文・作文のAI添削

提出する前の最終チェック

  • 受験番号と名前を書いた
  • 指定の字数の9割以上を書いた(原稿用紙なら行数で確かめる)
  • 最初の段落の終わりで、主張を言い切っている
  • 設問が求める要素(課題・取組・立場)にすべて答えている
  • 取組は「何を・誰に・どうやって」まで具体的
  • 「だ・である」でそろえ、話し言葉が混ざっていない